睡眠の教科書 パート③| ぐっすり眠るための睡眠準備ー体・心・生活習慣で改善する快眠法

睡眠編

ぐっすり疲れがとれる睡眠の実践方法|体・心・生活リズムを整える

 

実は、睡眠の質は寝る前の準備で大きく変わります。いくら睡眠グッズを使用しても寝る直前までスマホを見たり、脳が興奮した状態のままベッドに入ると、いくら時間を寝ても深い眠りは得られません。

ぐっすり疲れをとるためには、体の緊張をほぐし、心を落ち着け、体内時計を整えることがカギです。
この章では、科学的エビデンスに基づき、寝る前にできる具体的な習慣や準備を紹介します。今日から少しずつ取り入れることで、自然な眠気と深い睡眠を手に入れましょう。

1. 日光浴・日中の生活習慣

① 朝の光で体内時計をリセット

  • 起床後すぐに10〜15分の朝日を浴びる
  • メラトニン分泌が夜に適切に行われ、入眠がスムーズに
  • エビデンス:日光曝露は睡眠の質・入眠時間・覚醒時間を改善(参考文献

② 日中の軽い運動

  • ウォーキング、軽い筋トレ、ヨガなど
  • 夜の深い睡眠の質を高める
  • エビデンス:日中の有酸素運動やストレッチは睡眠効率・総睡眠時間向上に寄与(参考文献

③ 夜の光とカフェイン制御

  • 夜21時以降のスマホ・PCの画面光を控える
  • カフェインは午後3時以降避ける
  • エビデンス:人工光・カフェインは睡眠ホルモン分泌を抑制し、入眠・睡眠質低下のリスク(参考文献

2. 心の状態を整える習慣

① 感謝やポジティブな振り返り

  • 就寝前に「今日良かったこと3つ」を書く、思い出す
  • 心が落ち着き、ストレスや不安による覚醒を抑制
  • エビデンス:感謝ワークは主観的睡眠の改善、ストレス低下に有効(参考文献

② 笑い・リラックス

  • 笑う、軽い冗談を見る、穏やかな音楽を聴く
  • 副交感神経が優位になり、眠りの準備が整う
  • エビデンス:笑いは自律神経バランス改善、ストレスホルモン低下、睡眠質改善につながる(参考文献)

3. 体の状態を整える睡眠前の習慣

① ぬるめのお風呂で深部体温を調整

  • 温度:38〜40℃、時間:15〜20分
  • メリット:体温を一度上げて自然に下がるタイミングで眠気が増す
  • エビデンス:寝る90分前の入浴で入眠時間が短縮され、睡眠の深さが向上(参考文献

② 寝る前の軽いストレッチや筋肉ほぐし

  • 肩・首・腰・脚の筋肉をゆっくり伸ばす
  • 副交感神経を優位にして入眠を促進
  • エビデンス:ストレッチは睡眠効率や総睡眠時間の改善に寄与(参考文献

③ 呼吸法で自律神経を整える

  • 「4秒吸う→7秒止める→8秒吐く(4-7-8呼吸法)」がおすすめ
  • 心拍数・血圧を落ち着け、入眠しやすくなる
  • エビデンス:スローブリージングは副交感神経を活性化し、入眠促進と睡眠効率改善に有効(参考文献

4. 睡眠前ルーティン例(実践ワーク)

時間 ルーティン 効果
就寝90分前 ぬるめのお風呂 深部体温調整、入眠促進
就寝60分前 スマホ・PCオフ、読書・音楽 脳の過活動抑制、副交感神経優位
就寝30分前 ストレッチ・呼吸法・感謝ワーク 自律神経調整、心の安定
就寝10分前 照明を暗く、静かな環境 眠気を自然に誘発

まとめ

睡眠は「寝るだけ」ではなく、日常生活で体・心・生活リズムすべての調整が必要です。呼吸・心の整え方・日光浴・生活習慣の工夫を取り入れることで、自然な眠気と深い睡眠を手に入れることができます。
まずはパート2のチェックリストで自分の課題を把握し、このパートで紹介したルーティンを少しずつ実践してみましょう。

実際に効果のあった睡眠グッズも紹介しています。
寝れないあなたへ|実際に効いたセルフケアを公開します

 

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