「お金が欲しい」
「認められたい」
「負けたくない」
「現状から抜け出したい」
「絶対に成功して見返してやる」
起業した頃はそれが原動力だった。
寝る間も惜しんで働いた。
常に試行錯誤をして仕事をしていた。
そして今、
生活はできている。
仕事も回っている。
でも、ふと思うことがある。
「このままずっとこれを続けるのか?」
「これは何のためにやっているのだろう?」
「人のために何かできることはないだろうか?」
これは、本能が
得ることから与えることへ変わるフェーズに入った兆しです。
本能は生きるための正しい順序を教えてくれている。
無自覚なままだと、過激で刺激的な事を求め続け、さまようことになる。
本能を理解し、正しく活かすことで
仕事と生活の充実度を同時に高めることができます。
人間を動かす5つの本能
人間のエネルギー源は本能にある。
- 生存本能:安全・安定・お金・健康
- 承認本能:認められたい・価値を感じたい
- 所属本能:仲間が欲しい・孤独が怖い
- 優位本能:勝ちたい・影響力を持ちたい
- 貢献本能:誰かの役に立ちたい
多くの場合、1から5へと関心がシフトしていきます。

*マズローの欲求5段階説(画像参照)も同じような機序を辿っています。
起業初期は、生存・承認・優位が強く働く。これらが満たされていると勝手に貢献本能へ移行する。
・人や社会の成長が気になる
・人の変化が嬉しくなる
・誰かの役に立ちたいと思う
集団で生き延びてきた私達は「貢献すると報酬を感じる」ようにできている。
今までは何かを得ることが喜びであったが、その本能は満たされ求めなくなる。
関心が自分から他人・社会全体へ移っていく。
テイクを求めるフェーズからギブをしたいフェーズへ。
喜びの源泉が変わるのだ。
仕事が生きる意味へ
・顧客の成果が自分のことのように嬉しい。
・チームの成長が自分の成長のように感じる。
自分の成功だけでは満足できなくなる。
他人へ手を指し伸ばした時、
仕事は「稼ぐ手段」から「生きている意味」へと変わっていく。
偽物の貢献本能
一見、貢献本能だと思っても偽物が存在する。
例えば、「これをやったら喜ばれそう」「役に立ちたい」と思う一方で
「自分がやった方が早い」
「他人が得すると自分が損をした気になる」
「役に立たなければ価値がない」と感じている場合。
生存本能がまだ安心していない状態であり、無理に進むと自分と相手どちらにとっても良くない。
確認すべきことは、自分の安全・基盤(経済面、健康、承認)が充分に満たされているかどうか。
まずは自分が安心安全を手に入れることで、初めて心から人や社会のために動けるようになります。
貢献本能は持続可能であれ
貢献するにあたって押さえておくポイントがある。
それは「与えても苦痛を伴わない範囲で行う」ということ。
自分の時間・心・生活を削る貢献は、やがて生存本能を脅かします。
何かの本能を得ようとして、違う何かの本能を失っていては本末転倒。
与える量を無理ない範囲で行うからこそ、長く他人を大切にすることができます。
さいごに
最初は生きたい。勝ちたい。認められたい。それが推進力になる。
だが、ある地点を超えると、
「何を得るか」から「何を与えるか」に自然と変わる。
与えることを始めた瞬間、それは生きる意味となる。


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