守り守られながら上手に生きる|「大人=一人で何でもできる必要はない」

メンタル編

大人になると、

「自分のことは自分でやらなければいけない」
「誰かに頼るのは甘えだ」
「子供みたいにわがままになってはいけない」

そんな言葉を、当たり前のように受け取るようになります。

仕事も、生活も、人間関係も。
誰にも迷惑をかけず、弱音も吐かず、きちんとこなすことが「大人」だと教えられてきました。

その結果、

  • 誰にも頼れなくなった
  • 本音を出せなくなった
  • 誰も信用できなくなった

そんな感覚を持つ人も少なくありません。

では、どうすれば上手に生きられるのでしょうか。

人生はサイクルで回っている

人生を振り返ってみると、
ずっと順調な時期も、ずっと苦しい時期もありません。

うまくいく時期 → 停滞する時期  (およそ3年周期)
このようなサイクルを繰り返しています。

スポーツの試合を例にすると、
”点を取れる流れ”、”点を取るよりも取られないようにする流れ”があります。

うまくいかない時期は、
「自分がダメだから」「努力が足りないから」
そう感じやすくなります。

なぜこのサイクルが起こるのか

脳と神経の「慣れ・飽和」が約3年で起こります。
*細かな周期は3か月ほどで起きます。

新しい環境や挑戦をすると、

  • 最初:緊張と刺激でパフォーマンスが上がる
  • 1〜2年:慣れて安定する
  • 3年目:刺激がなくなり、脳が“省エネモード”に入る

という流れをたどります。

これは脳が「この環境はもう知っている」と判断する安全装置です。

すると

  • やる気が落ちる
  • やる意味を感じなくなる
  • 人間関係・仕事・方向性にズレが出る

「うまくいかなくなった」と感じやすくなります。

耐えの時期にやってはいけないこと

耐えの時期に無理にもがくと、

  • 余計に苦しくなる
  • 空回りして悪化する
  • 自分を責め続けてしまう

そんな状態に陥りやすくなります。

この時期に必要なのは、守られる・守ることがコツ。

守られるとは何なのか

ここで言う「守られる」とは、

  • 安心して弱さを出せる場所がある
  • 失敗しても見捨てられない感覚がある
  • 無理をしなくても自分のペースでいいと思える

そうした 心理的・感覚的な安全 が確保されている状態です。

人は不思議なもので、

「守られている」と感じられるときほど、
体も心も自然に回復し、結果的に物事がうまく進み始めます。

生き方上手になるために

今どの周期にいるか気づく

大切なのは、
今の自分がどのサイクルにいるのかに”気づく”こと です。

  • 流れが良い時→その流れを活かせる
  • 流れが悪い時→墓穴を掘らない選択ができる

これだけで、人生の消耗は大きく減ります。

耐えの時期

  • 無理に頑張れない
  • 気力が湧かない
  • 何をしてもうまくいかない

この時期は、耐えているだけで十分に凄いのです。

  • 話を聞いてもらえる
  • そのままでいいと言ってもらえる
  • 頑張らなくても居場所がある

このような状況や環境をつくる。

また、自分でできることとして、

  • 疲れに気づき、体や気分が戻るような時間にあてる
  • 食事や睡眠、運動などの生活のベースを整える
  • 刺激よりも、”現状整理”をして安心ベースに整える

全力で走り疲れるほど、回復する時間を要します。
それと同じように、耐えの時期は回復する時期にすること。

この時期に必要なのは、
「成長」「改善」「頑張る」「思考する」よりも「安心」「回復」「整理」
プラス方向へ向かうより、マイナス方向へいかないようにすること

巡りの時期

やがて、

  • 体や心が安定し始める
  • なぜか物事がスムーズに進む
  • 人との関係も噛み合い始める

そんな 巡りの時期 が訪れます。

この時期は、
無理をして頑張らなくても結果が出やすく、
判断も冴え、行動が空回りしにくくなります。

ここでの落とし穴は、
「何もかもうまくできる」
「自分一人の力でうまくいっている」と思ってしまうこと

いい流れは、
過去に守られ、回復し、耐えた時間の積み重ねによって生まれています。

この時期に大切なのは、自分軸でいながら、結果的に人のために動く。
無理がきく時期だけど、普段から体や思考、感情をこまめに回復させておくこと。

循環する

この循環があると、
次に流れが落ち着いたときも、

  • 孤立しにくい
  • 必要な助けが入りやすい
  • 無理に抗わず、自然に耐えられる

人を活かし、関係を温め、安心を残していく
それが次のサイクルを穏やかに越えるための準備になります。

 

上手に生きる人は、

何でもできる常に強い人ではなく、

守り守られている人。

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