エネルギー保存の法則とは?
心もエネルギー。見えないけれど、消えてない
「エネルギー保存の法則」とは、物理学でよく知られる原則で、“エネルギーは形を変えても消えない”という法則です。
実はこの法則、心や感情の世界でも驚くほど当てはまります。
たとえば、怒りを抑え込んだとき、その感情は消えたわけではありません。
別の形で現れる──体の不調や、人間関係の摩擦、自己否定として。
私たちの心や体も、知らず知らずのうちに、日々エネルギーの出入りを繰り返しているんです。
感情を無視し続けると、どこかで“爆発”する
私自身、気づかないうちにずっと我慢やストレスを抱え続けていました。
もともと、感情をためこむタイプで、それが一気にあふれ出ることもよくありました。
あるとき、すべての人間関係をリセットしたくなり、仕事もやめたくなり、何もかもが嫌になる状態が続いたのです。
そんなとき「エネルギー保存の法則」という視点を知り、“今まで無意識にどれだけ我慢していたか”に気づきました。
それからは、「やらなきゃ」を手放し、できる範囲で“楽しい”と思える行動をこまめにするように意識。
少しずつ、心と体が回復していく感覚を得られました。
日常でエネルギーが“奪われる”瞬間
SNSを見てるだけで疲れるのはなぜ?
情報を浴び続けることは、無意識にエネルギーを消耗します。
特にSNSでは、「人と比べる」「完璧に見える他人の人生に落ち込む」など、自分を下げる思考のループに入りやすくなります。
たとえ見てるだけでも、脳や感情はフル稼働。
「ただスマホを見てるだけ」で、実はかなりエネルギーを使っているのです。
予定を詰め込みすぎると、“気”がすり減る
何かと忙しくしていないと落ち着かない。
でも、「やること」ではなく「気を使うこと」にエネルギーを奪われている場合がよくあります。
- 誰かに気を使いすぎる
- 断れずに無理な約束を入れてしまう
- 好きでもない人と、合わせるために時間を過ごす
こうした日々の小さなストレスが、目に見えない“エネルギーの浪費”につながっています。
体と心のエネルギーを守る習慣
気を使いすぎる人から距離を置く
「この人と会うと、すごく疲れる」
そんな相手との時間は、無意識にエネルギーが流出しているサインかもしれません。
無理して付き合う必要はありません。
あなたのエネルギーを大事にするために、「近づかない」「間隔をあける」という選択をしてもいいんです。
“断る・やめる・休む”はわがままじゃない
疲れたら休む。
合わないことはやめる。
苦手な人とは距離を取る。
どれも当たり前のことですが、「いい人でいよう」「期待に応えなきゃ」と思うほどできなくなります。
でも、自分のエネルギーを守ること=心を整える第一歩です。
エネルギーのムダ遣いを減らすことは、セルフケアそのもの。
まとめ|あなたのエネルギーは、あなたが守っていい
自分の“エネルギー残量”を意識する習慣を
私たちには限られたエネルギーがあります。
だからこそ、誰に使うか、どこで使うかを意識していくことが大切です。
- 心が疲れてる日は、予定を減らす
- 無理に人と会わない
- 気が重い場所には行かない
エネルギーを“守る”ことを選んだとき、心と体は本来のバランスを取り戻していきます。
「削られること」ではなく、「満たされること」を選ぶ。
それが、自分を整える生き方のベースになります。
コメント