前回の記事では、なぜ体のコリが発生するのかについて書きました。
からだの感覚を取り戻す大切なポイントは今、からだがどうなっているかを知ることです。
感覚が鈍くなるということは、病気や体への負担に気づきにくいということ。
その結果、「いきなり”体のガタ”がきた」、「いきなり病気になった」と感じるのです。
大きな病気や怪我をする前に定期的にやっておくと、からだのだるさや疲労感の軽減に有効なので、ぜひやってみましょう。
各部位をやることの前と後を比較してみる
試す前に各部位ごとに前後や左右に少し動かしてみて、重さや動かしやすさを確認しておきましょう。
①重さや動かしやすさの確認
②各部位ごとに実践
③再度、重さや動かしやすさの確認
実際に行ってみて、重さや動かしやすさはどう変化したかを体感してみましょう。
「頭・首」の感覚を確認する

デスクワークをしている方は、特にやってほしい部位です。
まず椅子に座り、目の横に鏡を設置して自分の姿を確認してみてください。
頭が体の真上に乗っているか、それとも少し前に出ているかを確認します。
この確認をするだけで、脳の認識により、首や肩の力がふっと抜けることもあります。
「肩関節」の感覚を確認する

まず目を閉じて、両腕を前or横に出し、床とだいたい平行になる高さまで上げます。
左右の手が同じ高さにあるかどうかを、感覚だけで感じてみてください。
そのあと目を開けて、実際に両肩の高さがそろっているかを確認します。
もし少しでも違っていたら、左右をそろえて、その感覚を軽く記憶します。
もう一度目を閉じて、同じ高さにそろえられるかを確認します。
この確認と修正を、2〜3回繰り返すだけでも効果はあります。
終わった後、肩の重さや腕の動かしやすさを感じてみてください。
「腰」の感覚を確認する

*画像はバランスボールですが、椅子に座って行ってください。
全身が映る鏡や、iPad・スマートフォンなどを使い、座った状態で体が見える位置にセットします。
両腕を床と水平になるように広げ、目を閉じます。
そこから、肩を右に大体30cmほど動いてみてください。(同時に腰が動いているはずです)
このとき、上げている腕も床と水平になるように一緒に動かします。
目を開けて、実際の動きを確認し、ずれていれば修正します。
この「確認→修正」を繰り返します。
左も同様に行ってください。
「股関節」の感覚を確認する

仰向けに寝ている状態で、目を閉じ、膝を伸ばしながら左右ともに股関節を上げます。
高さはどこでもいいので、両方の高さを揃えます。
(*腰に負担がかかる可能性があるので、腰痛がある人は無理のない範囲で行ってください。)
実際に目を開けて高さがそろっているかを確認します。
修正しながら、何度か繰り返します。
「膝関節」の感覚を確認する

椅子に座り、目を閉じた状態で両膝を45度くらいまで持ち上げます。
左右の高さがそろっているかどうかを、感覚で確認します。
そのあと目を開けて、実際の高さを確認し、必要があれば少し修正します。
再び目を閉じて、同じ高さにできるかを確認します。
「足」の感覚を確認する

特に50代以降の方は定期的にすることを推奨します。
足首や足指はつまずきやすくなったり骨折や怪我のものになりやすい関節なので、しっかりやっておきましょう。
目を閉じたまま、両足首を曲げたり伸ばしたりして、
適当な位置で自由に止めて左右を合わせてみましょう。
目を開けて左右でそろっているかを確認します。
確認して修正し、また目を閉じて同じ位置にできるかを感じてみます。
この繰り返しで、足首の感覚が少しずつ戻ってきます。
*補足としてですが、足指もやってみましょう。

小さな動きなのでわかりにくいですが、立つバランスに非常に大きな役割があるのが足指です。
年々固くなりなりがちな部分が足指です。同じ要領でやってみてください。
大切なのは「できたか」ではなく「気づけたか」
終わった後に、
動かしやすさや重さが少しでも変わった感覚が分かれば、十分です。
感覚が戻っても、徐々に感覚は鈍くなりがちです。
からだのメンテナンスとして、定期的にやってみましょう。


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