はじめに
整体をしていると、施術の効果が長く続く人と、なかなか改善しない人がいます。
その差は、ただの症状の重さや通院頻度ではありません。
実は、“メンタル”と“主体性”が深く関わっているのです。
「してもらうもの」という受け身の姿勢では、改善は難しい
多くの人が、健康=誰かに治してもらうもの、と考えがちです。
たとえばこういう方がいます:
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不調の原因を振り返らず、施術だけで何とかしようとする
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「良くしてください」と丸投げで、生活習慣を変えようとしない
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自分の体の変化やクセに興味がない
こうした姿勢では、どれだけ施術をしても、改善は一時的になりがちです。
回復の早い人の共通点は「主体性と気づき」
一方で、回復が早い方には、ある共通点があります。
それは「自分の体に関心を持ち、主体的にケアに取り組んでいる」こと。
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アドバイスを実践する
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日常の体の変化に敏感
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不調を“情報”として受け取り、前向きに改善しようとする
自分自身に向き合う人ほど、体も反応しやすくなるのです。
【実体験】ある50代男性のケース
過去に施術した50代の男性。
長年の腰痛と肩こりに悩んでおり、「何をしても改善しない」とのことでした。
通い始めた当初は、「整体で治してほしい」という完全な受け身スタンス。
しかし、数回施術を重ねるうちに、
「仕事のストレスを感じやすい場面」や「運動不足」など、自分の生活に原因があることに気づきはじめました。
それからは、アドバイスに従って少しずつストレッチを取り入れたり、週に1回のウォーキングを始めたり。
口癖も「つらい」から「今日はちょっと軽いかも」に変化。
3ヶ月後には、症状は大きく改善し、顔つきも明るくなりました。
メンタルケアは“体と心”の両面から
精神的ストレスは、体の回復にも影響します。
とくに整体の現場では、以下のようなストレス由来の不調が多く見られます:
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自律神経の乱れ(睡眠の質や消化不良)
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筋緊張(肩こり・首こり)
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疲労感・だるさ(体力はあるのに疲れる)
ストレスを軽減することは、施術の効果を高め、体が回復しやすくなる環境を整えるために必要不可欠です。
今日からできるメンタルケアの具体的な方法
ここでは、整体師としておすすめするシンプルなケア法を紹介します:
ストレス解消法を日常に組み込む
散歩・音楽・自然に触れるなど、自分なりのリフレッシュ方法を見つける。
適度な運動を習慣にする
脳は「心の疲れ」より「体の疲れ」を優先して感じるため、軽い運動は効果的。
誰かに相談する
話すことで気持ちが整理され、自分では見えなかったことにも気づける。
良い言葉を意識して口にする
「疲れた」「無理」ばかり言っていませんか?
言葉が思考や感情に影響を与えるので、ポジティブな表現を使うよう意識してみましょう。
褒めることを増やす
自分をほめてみる!
「苦手な作業にも、ちゃんと取り組めた」「仕事に行けた」
自分の頑張りを認める。そして、他人の良いところを見つけて伝える。
それだけで、自己肯定感が育ちます。
最後に|本当の健康とは「任せる」のではなく「気づいて動く」こと
健康は、他人に与えてもらうものではありません。
「自分の体と心に意識を向けて、ケアすること」こそが、真の健康を育てる近道。
整体で整えた身体を、自分自身の力でよりよく保てるようになる。
そんな未来を目指して、一歩ずつ行動してみてください。
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