孤独感はどうしたらなくなる?
人生の半分以上を、一人で過ごしてきました。
小学3年生頃から人との関わりが減り、気づけば16年間、一人でいる時間が当たり前になっていました。
その間、ずっと苦しかったわけではありません。
読書をしたり、自分の好きなことに没頭したり、一人の時間そのものは嫌いではありませんでした。
それでも、15年間ほど心の奥には消えない孤独感がありました。
「寂しくて誰かに会いたいときがある」
「誰かに理解してほしい」
そんな気持ちが、いつもどこかにありました。
ところが、その孤独感は、人との出会いによって消えたわけではありませんでした。
自分自身と向き合い、自分を満たせるようになってから、少しずつ自然に薄れていったのです。
この記事では、私自身の経験をもとに、孤独感とは何なのか、そして孤独感を和らげるために大切だと感じたことをお伝えします。
孤独感とは何か
一人で過ごすことと、孤独感を抱えることは同じではありません。
実際に、人に囲まれていても孤独感を抱える人はいます。
家族がいても、友人がいても、恋人がいても、「誰にも理解されていない」と感じる人は少なくありません。
反対に、一人で暮らしていても穏やかに毎日を過ごしている人もいます。
つまり、孤独感は人数で決まるものではなく、自分の心の状態と深く関係しているのだと思います。
私は自己理解に取り組み始めてから、毎日のように内省を続けていました。
「今日はなぜ疲れたのか」
「なぜあの言葉が引っかかったのか」
「本当は何を感じているのか」
そんなことを何度も考えていました。
それでも心は満たされませんでした。
大きな寂しさを感じては、無意識に人を求めている自分がいました。
孤独感の正体
内省を続ける中で、ある時ふと気づいたことがあります。
心の奥では、
「愛されたい」
「認めてもらいたい」
「ダメな自分でも受け入れてほしい」
そんな思いを抱えていたのです。
そして、その欲求を誰かに満たしてもらおうとしていました。
・誰かが認めてくれたら安心する。
・誰かが優しくしてくれたら満たされる。
その瞬間は楽になります。
でも時間が経つと、また寂しくなる。また誰かを求める。
その繰り返しでした。
今振り返ると、私が欲しかったのは「人」よりも、「安心感」だったのだと思います。
その安心感を、自分以外の何かで補おうとしていました。
その結果、満たされても長続きしませんでした。
自分を受け入れるまで
「何でも1人でやる」
「何でも1人でできなきゃだめだ」
「結局、誰も助けてくれない」
そう強く思っていました。
このような状態から自分を受け入れることは、明確な指標があるわけでもないので、かなり苦戦しました。
頭では何とかしようと必死でしたが、心は納得していませんでした。
・失敗すると自分を責める。
・常に人と比べては、もっとできるようにならなければ!と思い、疲労困憊に。
・できない自分を嫌いになる。
そんなことを何度も繰り返しました。
少しずつ変わり始めたのは、自分の本音を否定しなくなってからです。
「寂しい」と感じる自分。
「認められたい」と思う自分。
「怖い」と感じる自分。
以前は、そんな感情を出すことは弱い人がすることだと思っていました。
でも、それも理由がありました。
これまでの固定概念・プライドを折り、「そう感じているんだな」と認めることから始めました。
内省を繰り返し、経験を重ねる中で、自分を少しずつ理解できるようになりました。
すると、「誰かに満たしてもらいたい」という気持ちが和らいでいったのです。
自分を満たすということ
私にとって、「自分を満たすとは、成長をとめる怖いもの」として認識されてました。
でも、それは成長が止まると、人から愛されない人間になるという固定概念によるものでした。
それに気づいてから、
・疲れた日は無理をしない。
・本当は嫌だったことを認める。
・自分の気持ちを後回しにしない。
・小さな達成を自分で認める。
・好きな景色を見に行く。
・自然の中で散歩する。
そんな小さな積み重ねでした。
「今、自分は何を求めているのか」
求めていることを直感で知り、即座に満たすことで、自分の気持ちに寄り添えるようになりました。
人とのつながりももちろん大切です。
誰かに支えてもらうこともあります。
一方で、私たちは普段意識していないだけで、食べ物を作る人、電気を届ける人、道路を整備する人など、多くの人の支えの中で暮らしています。
そのことに気づけるようになったことも、心が穏やかになった理由の一つでした。
最後に
以前の私は、孤独感をなくすために誰かからの愛を求め続けていました。
でも、本当に必要だったのは、自分自身との関係を築くことでした。
自分を知ること。
自分の気持ちを認めること。
嫌な部分も含めて受け入れていくこと。
その積み重ねによって、心の安心感は少しずつ育っていきました。
孤独感は、無理に消そうとするものではないのかもしれません。
「今、自分の心は何を求めているのだろう」
そんな問いを投げかけるきっかけとして受け止めると、自分自身を深く理解する入り口になります。
孤独感に悩んでいる方がいたら、人とのつながりを探すことと同じくらい、自分自身の心にも目を向けてみてください。
自分を理解し、自分を満たせるようになるにつれて、孤独感は少しずつ和らぎ、心に安心できる居場所が生まれていくと、私は実感しています。


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