満たされる瞬間はあります。
けれど、次の日には何かが足りない。
ちゃんと毎日頑張っている。
それでも、どこかが埋まらない。
満たしにいっては、また足りない。
その繰り返し。
原因が分かりにくいのは、
気づかないうちにできた「固定概念」があるから。
– ちゃんとしていなければいけない
– 結果を出していない自分は価値がない
– 弱みを見せてはいけない
– 人に認められない自分はダメだ
– 周りより遅れている自分は劣っている
疑ったこともない考え方が
あなたの選択や行動を縛っています。
本記事では、私の経験をもとに、固定概念のメカニズムと本来の自分を取り戻すプロセスを具体的に紹介します。
偽の自分がつくられ始める時期
– 本音を出すと嫌われる
– 弱さを見せると危ない
– できない自分は価値がない
– 正解は良い・失敗はしてはいけない
「このままでは傷つく」と感じた時、
無意識に自分を守る形をつくります。
– 明るく振る舞う
– 強がる
– できる人を演じる
– 人のために動き続ける
それは、今までの人間関係を乗り越えるために必要なことでした。
固定概念が強くなる
偽の自分を長く続けていると
「こうでなければいけない」という固定概念がより強まります。
– もっと頑張らなければならない
– 認められないと意味がない
– 失敗してはいけない
– 人の役に立たなければ価値がない
– 今のままではダメだ
固定概念は、あなたを守ってきたものでもあります。
けれど同時に、
本音にフタをする原因にもなります。
本当は苦しいのに、平気なふりをする。
本当は不安なのに、大丈夫だと言い聞かせる。
そうしているうちに
本音が分からなくなっていきます。
もっている固定概念を知る
実は、他人への心の声やアドバイスは、
自分に向けている言葉でもあります。
ここでノートに日常生活の中で浮かぶ言葉を書き出してみます。
– 誰かに対して感じたイライラ
– 自分に向けた厳しい言葉
– 「こうあるべき」という思い
綺麗に書こうとしなくて大丈夫ですので、書いてみてください。
ここに固定概念を知るヒントがあります。
例として、
「なんであの人はあんなに評価されるのだろう」と思うなら、
→ 自分は評価されなければ価値がないと思い込んでいるかもしれません。
「あの人は全然成長しようとしていない」と思うなら、
→ 自分は常に成長していなければいけないと思い込んでいるかもしれません。
「もっと頑張らなきゃダメだ」と思うなら、
→ 今の自分ではダメだと決めつけているのかもしれません。
「頼まれたら断れない」と思うなら、
→ 役に立たない自分には価値がないと思い込んでいるかもしれません。
「失敗したら終わりだ」と思うなら、
→ できない自分は愛されないと思い込んでいるかもしれません。
これらに共通しているのは、
「今の自分=ダメ」と思い込んでいること。
本来の自分のままでは足りない。
そのままでは認められない。
そう思っているからこそ、
偽りの自分を作り、守ってきました。
「今の自分=ダメ」を取り払うには、過去の感情を整理することが有効です。
過去の感情を整理する
ノートにこれまでの嫌な体験を箇条書きしてみてください。
そして、その時に感じた感情を書きます。
– イライラ
– 焦り
– 嫉妬
– 恨み
– 不安
– 恐怖
ドロドロとした感情を書いた後、
違う人の体験として客観的に眺めてみます。
その時の相手は、本当にあなたを傷つけようとしていたのでしょうか。
それとも、その人も何かの固定概念に縛られていた言動だったのでしょうか。
固定概念にとらわれている間は、嫌な感情は繰り返し湧いてきます。
そのたびに、感情を吐き出すように書いてみてください。
自分や周囲を責める視点が弱まっていけば、整理は進んでいます。
固定概念を受け入れられると
嫌な記憶に対する感情が少しずつ変わり始めます。
やがて、「そうだったんだ」と徐々に受け入れられるようになります。
直感通りに動く
固定概念に気づき、受け入れられたら、
次は直感通りに動くことをしてみます。
直感とは、今の自分に必要なことを無意識が瞬時に選ぶ反応。
– 食べたいなら食べる
– 休みたいなら休む
– 嫌なら断る
– 話したいなら話す
– 散歩したいなら散歩する
– 歌いたいなら歌う
小さなことで構いません。
直感に従う回数が増えるほど、
本音への嘘が減っていきます。
気づけば、自己否定が減り
「今の自分でもいい」と思える瞬間が増えていきます。
無理に頑張らなくてもいい感覚が少しずつ戻ってきます。
本当の自分とは、
何かを足して完成させるものではありません。
偽っていたものをやめたときに自然と残るものです。
自分が満たされると
比較や競争に振り回されにくくなります。
さいごに
整理に時間がかかったり、最終ゴールのイメージがつかないかもしれませんが、そのことすら何も思わなくなった時、固定概念から解放されています。


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