千と千尋の神隠しから考える|価値観・自分軸を保って生きるということ

自分らしさ

お正月に映画『千と千尋の神隠し』を見ました。
何度も見ている作品ですが、今回は内容を深堀りしながら見てみました。

改めて感じたのは、登場人物たちの行動がとても人間らしいということです。
欲に流される人、立場や力に振り回される人、周りに合わせて変わってしまう人。
今の社会そのものを見ているようでした。

そんな中で千尋は、働く場所もルールも厳しい「油屋」という社会の中にいながら、
社会に流されることなく行動しています。

では、
「自分を失わずに生きる」とは、具体的にどういう状態なのでしょうか。
「価値観」や「軸」とは、何なのか。
そして、日常生活や仕事、人間関係の中でどうやって保てばいいのか。

私自身、これまでの経験や自己理解を通して、
その答えが少しずつ言葉にできるようになってきました。

この記事では、
『千と千尋の神隠し』で感じたことを入り口にしながら、
私自身の体験と重ね合わせて
「自分を保って生きるために大切なこと」をできるだけわかりやすく整理してみたいと思います。

価値観はどのようにしてつくられるか

価値観:個人が「何が大切か」「何に価値があるか」と判断する際の基準や考え方の軸。

自分を見失わずに生きるということは、
自分の価値観に沿って仕事や生活をしていくことだと考えています。

価値観は生まれながらにして既に持っているものであり、
大人になっても根本は変わらないものだと感じています。

価値観が変わらないというのは、
考え方が変化しないという意味ではなく、
「大切にしたい方向性」が変わらないという感覚です。

先天|生まれながらに持っているもの

生まれた時点で、私たちは既に

  • 得意なこと
  • 苦手なこと
  • 興味が自然に向く方向
  • 物事の感じ方

こうした傾向を持っていると考えています。

これを知る手段としては、普段使われる方であればChatGPTに聞いたり、
動物占い、算命学、ホロスコープなどの占いも
こうした傾向を知るためのヒントになります。

信じるかどうかは別として、
自分を知る材料として使うのは悪くないと思っています。

後天|経験を通して「使い方」を知っていく

生まれ持ったものがあっても、
それをどう使えばいいかは生きてみないと分かりません。

  • うまくいった経験
  • 失敗した経験
  • 苦しかった経験
  • 楽しかった経験

こうした経験を振り返ることで、
「どうすると強みが活きるのか」「どうすると弱みが出やすいのか」
が少しずつ分かってきます。

日常生活や仕事など、先天のものを扱えることによって
「何が大切か」「自分は何者か」という人生の意味付けを知っていく。

価値観に「良い・悪い」はない

良い悪いの判断をすると、無理に何かを足そうとする、無理に自分を変えようとします。

大切なのは、「正しい価値観を持つこと」「立派な価値観を持つこと」ではなく、
「そのままでいいもの」。

余計なものを足さない・自分(価値観)を削らないことがとても大切だと感じています。

自分を見失わないために

回復力

私自身、自分を見失っている(世間体や常識、お金、ルール、力などにとらわれている)時は、原因を振り返ってみると回復力が落ちていました。

ここでいう回復力とは、

  • きちんと食べること
  • きちんと眠ること
  • 体を動かすこと
  • 心が休まる時間があること

一見当たり前すぎて見逃しがちですが、とても基本的なこと。

これが崩れると、

  • ラクそうな選択
  • 得しそうな話
  • 一発逆転の考え
  • 世間体
  • 短期的な快楽

に引っ張られやすくなります。

脳が疲れていると判断が正常にできなくなります。
私自身もまさにその状態でした。

削らない

・足す必要はない(無理に理想の自分を作らない)
・削られないようにする(自分をすり減らす環境に身を置かない)
・回復できる状態を保つ(判断力を失わない)

これができると、
意識せずに「自分らしい選択」しかできなくなる

仕事も人間関係も生活も、
自然と自分に合った形に近づいていきます。

さいごに

社会の中では、評価・名誉・お金・力がとても大きく見えます。
でもこれらは、自分自身ではなく後から付け足されたもの

これにとらわれすぎると、自分=お金、自分=力となります。
結果的にお金を持っている自分に群がる人に囲まれたり、力がある自分だから評価されていると知り、本当の自分(価値観)を見失ってしまいます。

自分を持って生きるとは、
能力・自信・成功の形を手に入れることではありません。千尋が名前を取り戻したように、
私たちも「新しく何かになる」のではなく、
自分を思い出すことが個々の魅力になると感じます。

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