【元作業療法士が解説】満足できる生活に変える3ステップチェック

自分らしく心豊かに生きる

本当は大切にしたいことに気づくシンプルな方法

健康に問題はないけれど、なんとなく「このままでいいのかな」と感じることはありませんか?

毎日頑張っているのに、なぜか充実感がない…。

そんなモヤモヤを抱える20〜40代の社会人や子育て世代にこそ試してほしいのが、「満足できる生活に変える3ステップチェック」です。

これは「生活の満足」「不満」「本当にやりたいこと」を見える化して、自分に合った暮らし方を見つけるためのチェックシートのようなもの。
シンプルな手順で、自分にとって大切なことが明確になり、行動のヒントが見えてきます。

この方法の背景にある「作業モデル」

実はこのチェックの考え方は、医療やリハビリの現場で使われている 「作業モデル」 にもとづいています。

作業モデルでは、生活を次の3つに分けて整理します。

  • 人(Person):自分の体調・気持ち・価値観・得意不得意

  • 環境(Environment):家族・友人・職場・地域などの周りの状況

  • 作業(Occupation):仕事・家事・趣味・学び・社会参加などの日常の活動

「人・環境・作業」の3つのバランスで生活を見直すと、単なる習慣のチェックではなく、“自分らしい生き方をデザインする視点” が得られます。

つまり、これは単なるチェックシートではなく、あなたの 生活そのものを豊かにするためのツール
専門家が使う理論を、自分の暮らしに取り入れてみるだけで、満足度の高い毎日へとつながります。

チェックの流れ(簡易版COPM)

ステップ1:やりたいこと・必要なことを書き出す

まずは「やってみたいこと」「続けたい習慣」「大事にしたいこと」をリストアップしましょう。
(例:運動・趣味・家族との時間・学び など)

ステップ2:自分にとっての大切さを点数化

それぞれについて「自分にとってどれくらい大切か」を1〜10点でつけます。

ステップ3:今どれくらいできているか振り返る

実際に行動できている度合いを1〜10点でつけましょう。

ステップ4:満足度をチェックして、ギャップを見つける

「今の状態にどれくらい満足しているか」を1〜10点で評価します。
大切さと満足度の差が大きいものが、改善のヒントになります。

実際の活用例

活動・習慣 重要度 達成度 満足度 改善したい一歩
朝の運動 8 3 2 毎朝10分ストレッチ
家族と夕食を食べる 9 5 4 週3回一緒に夕食
趣味の絵 7 2 1 休日30分描く

👉「重要度が高いのに満足度が低いもの」から取り組むのがおすすめです。

行動のヒントはギャップにある

このチェックの目的は、自分に合った暮らし方を見つけることです。

  • 大切なのにできていないこと=行動のヒント

  • 小さな一歩を積み重ねることで、生活に満足感が増える

  • 他人の基準ではなく、自分の価値観を大切にできる

「頑張っているのに充実感がない」
「自分を整えたいけど、何から始めればいいかわからない」

そんな方にこそ、この 「満足できる生活に変える3ステップチェック」 は役立ちます。
あなたの「本当に大切にしたいこと」に気づくきっかけに、ぜひ取り入れてみてください。

コメント