施術で「気持ち良さ」と「改善」は両立できるのか【整体師・リラクゼーションセラピスト向け】

不調の原因と対策

整体とリラクゼーションのセラピストはそれぞれ、特有の悩みがでます。

リラクゼーションでは、
「気持ちよかった」で終わりやすい反面、もっと身体を良くしていきたいけど、
どうしたらいいか分からないという悩みが出やすいです。

一方で整体では、
症状の原因が別の場所にあることも多く、
本当に必要な施術が気持ちいい施術とは限りません。

お客さん自身は、肩こりであれば「肩をやってほしい」と感じて来店されることが多いです。

ここで症状の原因を追いかけると良くなるけど気持ち良さがなかったり、
逆に、気持ちよさを重視すると身体の変化に繋がりにくい。

だからこそ大切なのが、
「リラクゼーションをベースにしながら、整体目線を取り入れる」という施術です。

リラクゼーション目線で大切なこと

リラクゼーションで重要なのは、お客様が安心して身体を緩めることです。

そのために大切なことが、
・圧のヒアリング
・気持ちいいポイントを複数回アプローチすること
・圧のリズムを一定にすること

人は、「そこ気持ちいい」
と感じる場所を何度か触れられることで、安心してリラックス状態になります。

全体的な流れは、一例として首→肩→背中→腰→臀部→脚 という風に体を順番にアプローチします。

場所は、主訴である箇所や
ツボで言う天柱や肩井、腎兪などは気持ちが良いポイントです。

「ちゃんとわかってくれている」という感覚にも繋がり副交感神経優位になります。

整体目線で大切なこと

整体目線で特に重要なのは、
「身体を正しく評価し、今の体の反応に沿って原因にアプローチすること」です。

もう1つ押さえておくことは、
お客さんは、自分の身体のことをあまり分かっていないということ。

・施術前の身体の動きと施術後の身体の動き
・歪みや可動域制限
・肺にどれだけ息が入るのか
・姿勢(写真を撮っておく)  など

これらをお客さんにもフィードバックすると、良くなっていることが分かり満足度が上がります。

理想の流れ(リラクゼーション×整体)

施術前

・お客さんに問診表に既往歴を書いてもらいます。
根本原因にたどり着きやすいです。

・どこ箇所が気になるのかを手で触って教えてもらいます。
腰が疲れていると言っていても、臀部を指す方がいたりします。
セラピストとお客さんのニーズを完全一致させる重要な確認です。

・施術前後の姿勢を画像で残したり、簡易的に身体の柔らかさをお客さんと一緒にフィードバックしておくと良いです。施術後にどれだけ変わったのか分かりやすいです。

・ベッド上では、身体の状態をある程度、確認して評価します。

施術

全体の流れとしては、リラクゼーションとして全身を一定のリズムの圧やほぐし、ストレッチのアプローチしながら、整体目線で身体を見ます。

お客さんが求めている箇所をしっかりアプローチしたり、天柱などに圧を入れて副交感神経優位にしていく。

その上で、アプローチしている最中に
皮膚や筋肉、骨などの組織の状態。呼吸や可動域、身体の歪みを見ていく。

「肩が辛いから肩だけ」ではなく、全体を見ながら整えていくことが大切です。

*症状の原因が今アプローチしている場所と別にあると分かったからといって、急に頭に行ったり足に行ったり股関節の動き見たり、あちこちアプローチすると、施術のリズムが崩れて、リラックスできません。あくまで全身のリラクゼーションメインとした流れの中で行います。

最後は、主訴へアプローチしたり、叩打法などリラクゼーションの手技で締める。

最後にも安心感や心地よさを入れることで、「身体が変わった上で気持ちいい」状態になりやすくなります。

会話

・主訴の箇所の原因は何か心当たりはあるのかをきく。
・主訴による日常生活の弊害をきく。
・食事や睡眠、運動、仕事などの生活スタイル
・普段の姿勢

・疲れで寝たい方や会話を好きではない方と判断した時は、圧の確認など必要最低限にとどめてます。

さいごに

リラクゼーションをベースにすることで、安心して身体を任せやすくなります。

その中に整体目線を入れることで、身体の変化にも繋がります。

このバランスが、心も体も健康になるアプローチだと考えています。

*リハビリ、リラクゼーション、整体業界に携わったうえで記事作成いたしました。

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