あなたは、無意識に「してしまって」いませんか?
私たちは日常の中で、無意識に何かを「して」います。
例えば、椅子から立ち上がるとき、無意識に
首を後ろに引く
のどを締めるように力む
腰を反ってバランスを取ろうとする
そんな「不要な動き」を加えていませんか?
実はこの無意識の“やりすぎ”が、体に負担をかけたり、心の停滞感に繋がっていることも少なくありません。
アレクサンダー・テクニークでは、このような「無意識の癖」に気づき、それを**“しない”という選択肢**を持つことで、より自然で自由な動き・思考ができるようになると考えます。
「何もしない」のではなく「無意識の反応をやめる」
ここでいう「しないこと」とは、
ただ怠けることでも、何も行動しないことでもありません。
むしろ、“無意識にやっていたことを見直す”という、非常にアクティブな意識のあり方です。
✓行動する前に、自分が「どんなふうに動こうとしているか」を観察する
✓無意識にしていた反応に「気づく」
✓その反応を“あえてしない”という余白を作る
これらは身体の動きだけでなく、
思考の癖や、生き方の選択にも応用できます。
人生のもやもやは、「しなくてもいいこと」をしているサインかも?
「うまくいかない」「どうしても前に進めない」
そんなモヤモヤの原因が、実は…
☑ 無理に頑張ろうとする
☑ 休んではいけないと思い込んでいる
☑ 誰かの期待に応えないとダメだと感じている
といった、“しなければいけない”という無意識の思い込みかもしれません。
まずは、自分の「思考の癖」に気づくこと。
そして、
「それ、本当に今の自分に必要?」
と問いかけてみる。
すると、「やらなきゃ」と思っていた行動を“しない”選択肢が見えてきます。
「しない」ことで見えてくる、本当に必要な行動
意外に思うかもしれませんが、
何かを“しない”と決めることで、初めて
-
何をすべきか
-
自分が本当に望んでいること
-
体も心も無理なくできる動きや選択
が浮かび上がってきます。
「するからする」ではなく、「しないからするようになる」
余白をつくることで、はじめて自然な流れが生まれます。
それは、心地よい体の使い方だけでなく、
自分らしい人生の選択にもつながっていきます。
まとめ:まずは、“やめてみること”から始めてみませんか?
行き詰まりやモヤモヤを感じたときは、
「何かを加える」よりも「何かをやめる」ことから見直してみましょう。
それは、
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無理な姿勢
-
無意識な思い込み
-
やらなくていい頑張り
かもしれません。
アレクサンダー・テクニークが教えてくれるのは、
**「しない」ことで生まれる、本当に必要な“する”**への気づきです。
あなたも、今日から少しずつ
「やらない」ことに意識を向けてみましょう!
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