はじめに
「気が利かない」「人の話をちゃんと聞いて」——何度この言葉を言われたかわかりません。
私は社会や集団行動に馴染めず、特に大人になってから「自分は普通じゃないのかも」と感じることが増えました。
この記事では、私自身の経験をもとに、「生きづらさ」の正体を見つめ、どう乗り越えてきたか、そしてどうすればその特性を活かせるかを綴ります。
「気が利かない」「ボーとするな」と言われ続けた私の特性
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話の主語や目的があいまいだと混乱する
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注意がそれて、人の話が頭に入らない
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相手の意図を読み取るのが苦手
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気が利かない、と怒られる
- ルールに合わせることが苦手
- 自分の感情を表現することが苦手
集団の中にいると、周囲の空気や見えないルールに戸惑いっぱなしでした。自分でも「またやってしまった…」と思うことの連続。でも、どこがズレているのか、当時はよくわかりませんでした。
社会に出てわかった「自分の取り扱い説明書」
困ってばかりの私でしたが、社会に出てから少しずつ対処法を身につけてきました。たとえば:
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指示は復唱する・メモをとる
→ 忘れないように、すぐその場で確認する -
エネルギー不足はミスのもと
→ 寝不足・空腹は特に集中力を奪うと実感。基本を整える -
わからない時は早めに聞き返す勇気をもつ
完璧ではありませんが、「こうすれば自分はミスしづらい」というパターンが見えてきたのです。
興味のあることへの“爆発的な集中力”は武器になる
私にはひとつだけ、大きな強みがあります。
それは「興味のあることにはとことん集中できる」こと。
他のことには気が散っていても、好きなことなら朝から晩まで熱中できます。
人からは「ストイックだね」といわれることが多かったですが、私自身はそうは思っていませんでした。
👉今は起業し、その力を活かせる環境で仕事をしています。
同じように「生きづらさ」を感じているあなたへ
もしあなたも、社会でうまくやれないと感じていたら——
それは“あなたが悪い”のではなく、“合っていない場所”にいるだけかもしれません。
無理に型に合わせるのではなく、自分の特性を知り、工夫することで、少しずつ「生きやすさ」はつくっていけると私は思っています。
おわりに
ADHDの診断があってもなくても、今「しんどい」と感じているなら、それは大切なサインです。
自分の苦手を責めすぎず、強みを活かすことを意識してみてください。
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