足のだるさ・むくみは“血管の老化”?整体師が解説する慢性静脈不全とセルフケア

不調の原因と対策

足のむくみ、だるさ、重さ…年齢のせいだと思っていませんか?

  • 夕方になると靴がきつい

  • 座っているだけなのに、足がパンパンにむくむ

  • 最近、足が冷えやすくなった…

こうした症状、**「慢性静脈不全」**が原因かもしれません。
これは、静脈の流れが悪くなることによって起こる慢性的な循環障害です。

元・作業療法士で現・整体師の私が、
専門的にわかりやすく、「原因・予防・セルフケア」をご紹介します。

【慢性静脈不全とは?】

血液が心臓に戻れなくなっている状態

  • 静脈は、体の末端から心臓へ血液を戻す「下りのエレベーター」

  • 静脈には「逆流防止弁」がついているが、加齢・重力・生活習慣などで壊れてくる

  • うまく戻れない血液が足にたまり、むくみ・だるさ・冷え・色素沈着などの症状に

放置すると、皮膚のただれ・静脈瘤・潰瘍などにもつながります。

【整体師として感じるポイント】

見逃されやすい“サイン”がある

  • 「立ち仕事・座りっぱなし」が多い方に特に多い

  • 年齢のせいとあきらめやすいが、改善できる可能性がある

  • 筋肉ポンプ(特にふくらはぎ)の働きが重要

  • 自律神経の乱れや冷え、姿勢不良も血流に影響

整体では、筋肉や関節の柔軟性、自律神経へのアプローチを通じて、
血流をサポートすることができます。

【セルフケアと予防法】

① つま先・かかと上げ(貧乏ゆすりの応用)

→ 第2の心臓「ふくらはぎ」を使うだけで、血液が心臓へ戻りやすくなります
→ 1日何度でもOK。デスクワーク中にもおすすめ

② 寝るとき足を心臓より高く

→ 血液の“戻り”をサポート
→ クッションや毛布などを足元に

③ 深い呼吸+足首回し

→ 横隔膜の動きと連動させると、内臓や下半身の血流も促進
→ 座っていてもOK。気づいたときに数回

④ ふくらはぎ温活(湯たんぽ・足湯)

→ 血管の拡張で、血流がスムーズに
→ 寝る前にぬるめのお湯で15分程度

⑤ 靴と姿勢の見直し

→ 靴のサイズが合っていないと、ふくらはぎの動きが制限される
→ 骨盤の後傾姿勢は血流も悪化しやすい

【整体との組み合わせが有効】

整体では、

  • 筋肉の緊張緩和

  • 血流・リンパの循環促進

  • 自律神経バランスの調整
    が可能です。

セルフケア+整体で、
**「自分の力で流れをつくる体」**を目指しましょう。

【まとめ】

  • 慢性静脈不全は、足のだるさやむくみの“見逃されやすい原因”

  • 日常の中でのケアで、進行を防ぎ、改善できる可能性あり

  • 整体や正しいセルフケアで、血液がスムーズに流れる体をつくっていきましょう

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