起業して自由になったはずなのに、ふとしたときに感じる孤独
フリーランスとして独立すると、通勤も人間関係のしがらみも減り、「自由な働き方」を手に入れたように思えます。
でも、そんな日々の中で、ふと感じるのが**「孤独感」**。
✔ 気づけば誰とも会話していない日が続いている
✔ SNSで他の人が楽しそうにしているのを見ると、妙に心がざわつく
✔ 成果が出てもうれしさを誰かと共有できない
そんな経験、ありませんか?
孤独は「精神」にも「身体」にも影響する
最近の研究では、慢性的な孤独は1日15本のタバコを吸うのと同じくらい健康に悪いとも言われています(Holt-Lunstad et al., 2015)。
また、孤独を感じる人は幸福度が低くなる傾向があり、イギリスやオランダでは“孤独大臣”というポジションが存在するほど、社会課題として扱われています。
解決のヒント
①環境を変える勇気
私自身、起業して1年目はずっと自宅で仕事をしていました。
誰とも話さない日々に耐えきれなくなり、思い切って引越しをしたのが転機でした。
知らない土地に行くことで、意識もリセットされ、気づけば近所のカフェで常連になり、
日常のちょっとした会話が心を潤すようになったのです。
②朝活に参加してみる(でも…)
毎週1回、朝活(読書会・瞑想会)に参加するようにしたところ、孤独感がかなりやわらぎました。
朝から誰かと同じ空間で過ごすだけで、1日が「つながり」から始まる感覚になるからです。
とはいえ、参加してみてがっかりしたこともあります。
イベントに来るのは営業目的の人やマルチ商法(MLM)の勧誘目的の人ばかりで、「つながりたい気持ち」が逆に裏切られたようなことも。
だから、「合う場所」「合う人」を見極める目」も大事なんだと感じました。
③大切な人と、もう一度つながってみる
人間関係を新しく築くよりも、過去に大切にしていた人と連絡をとってみるのも有効です。
「最近どうしてる?」
それだけの一言がきっかけで、安心できるやりとりが戻ることもあります。
④「一人の時間」と、あえて非合理な時間を
ノートに今思っていること・感じていることを書いて行動して心を満たしてから仕事をするようにしていました。そうすることによって、一日の満足度・幸福度が増えました。
すべての解決は「人とつながること」ではありません。
一人の時間に好きな仕事に没頭したり、ブログで気持ちを発信したりすることで、内側が満たされることもあります。
また、「成果」や「効率」を追い求めすぎず、
ゆっくりお茶を淹れる、音楽をぼーっと聴く、自然の中で何もしない時間をもつなど、
合理的でも理論的でもない時間こそが、心の栄養になることも。
短期的にみると非合理的なことでも、長期的にみると合理的な行動だったりします。
最後に:孤独は「敵」ではない
フリーランスの孤独は、時に辛く、寂しいものです。
でも、それは「自分の本音」と静かに向き合える時間でもあります。
人と話したくなったら、誰かとつながってみる。
一人でいたいなら、思いきり自分を甘やかしてみる。
どちらも、あなたが「あなたらしく」生きていくうえで、大切な選択です。
この記事で伝えたかったこと
-
孤独は恥ずかしいことではない。フリーランスには自然な感情
-
自分に合った「つながり方」を少しずつ試してみよう
-
一人時間も、非効率な時間も、ちゃんとあなたの心を育てている
コメント