はじめに:過去の実体験について
私はこれまで、「こうなれば幸せ」「もっと成果を出さなければ」と、自分を常に追い詰めていました。仕事や勉強、自己啓発、自己探求に頑張っても、なぜか心は満たされず、疲れだけがどんどん溜まる日々を過ごしていました。
そんなある日、無意識に心身がオーバーヒートし、仕事や人間関係など、すべてがうまくいかなくなった日がありました。そこでふと気づいた事があります。「皆、生きているだけで十分すごいな」と。
この体験をきっかけに、私は幸福の閾値が大幅に下がり、自然と心が満たされる感覚を取り戻しました。幸福は到達するものではなく、感じるものなのだと思った瞬間でした。
この記事では、私の実体験をもとに生理学の視点を組み合わせ、“今、幸福を感じる”ためにはどうしたらいいかを解説していきます。
幸福度を下げていた行動
- 他人と自分を比べることが多い
- 心の声が多く、考えが止まらない
- 常に周りからの評価を気にしている
- 幸福の基準が常に今の自分よりも高いところにある
- 過去や未来に囚われて今を味わえていない
- 「〜すべき」と思うことが多い
- ネガティブな言葉を使いがち
- 他人に全部求めてしまうことがある
幸福を感じるための意識・行動
まず手放すことを第一優先
幸福を感じるための行動で最も重要なのは、まず手放すことです。
頑張りすぎや自己否定、他人との比較など、幸福を下げる習慣をやめることで、自然な幸福感が戻ってきます。
幸福の閾値を下げる
「もっと○○をしなければ」と思う癖を手放し、幸福のラインを現在の自分の下にある状態をつくりだす。自然と高望みが避けられるようになります。
今あるものに着目する
「ないもの」を意識する時間が多いと、「ないもの」が強調された人生だと感じてしまいます。
「ないもの」ではなく「あるもの」に意識を向けてみましょう。健康、日常の小さな喜び、生活環境など。
*今「あるもの」は無くならないと大切さが認識されにくいのです。
幸福を感じる1日とは?を考えてみる
過去の経験や新しい体験をもとに、今できる範囲で「どういう1日を過ごすと幸福・楽しいと思えるか」を考えて実行してみましょう。
自然な幸福ホルモンで満たす
現代では、ドーパミンが促される道具が多すぎます。
ドーパミンだけではなく、オキシトシン・セロトニン・エンドルフィンなどを味わう。感謝、小さな喜び、親しい人と会う、趣味、軽い運動や自然に触れることが効果的。
ありのままの自分でも十分であることを知る
自己否定せず、今の自分にOKを出すこと。
できていないことがあっても、自分の価値は下がりません。
実践チェックリスト
まずは自分の習慣をチェックしてみましょう!
他人と自分を比べることが多い
心の声が多く、考えが止まらない
常に周りからの評価を気にしている
幸福の基準が常に今の自分よりも高いところにある
過去や未来に囚われて今を味わえていない
「〜すべき」と思うことが多い
ネガティブな言葉を使いがち
他人に全部求めてしまうことがある
判定の目安
0〜1個:大きな問題なし
2〜4個:意識して減らすと幸福度アップ
5個以上:まずやめられるものから取り組もう。少し意識するだけでもOK!
まとめ
幸福は成果や外的条件に依存するものではありません。まずタブー行動をやめることを第一優先にし、日常の小さな幸せに意識を向けることで、自然な幸福感が生まれます。
20代で頑張っているあなたも、何かを『やること』より、力を抜いて『やめること』から始めてみましょう。
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