メンタルの教科書 Part2|科学的尺度を参考にしたストレス簡易チェックリスト

おすすめ記事

ストレス自己チェック|科学的尺度を参考にした簡易版リスト

 

はじめに

ストレスは「気の持ちよう」ではなく、心理学や医学でしっかり研究されているテーマです。


本記事では、科学的に裏付けられた代表的な尺度

  • PSS-10(知覚ストレス尺度)

  • DASS-21(抑うつ・不安・ストレス尺度)

  • Holmes & Rahe(ライフイベント尺度)

をもとに、簡易的に使える自己チェックリスト をご紹介します。

※あくまで参考指標になります。


1. PSS-10(知覚ストレス尺度)簡易チェック

「過去1か月」を振り返って、当てはまるものにチェックをつけてください。

  • □ 思い通りに物事が進まないと感じることが多い

  • □ 大切なことをコントロールできていないと感じる

  • □ 日常のイライラに振り回される

  • □ やるべきことが多すぎて手に負えないと感じる

  • □ 不安や緊張が続く

👉 2個以上当てはまった人は、ストレスを感じやすい傾向 があります。


2. DASS-21(ストレス領域)簡易チェック

「過去1週間」を振り返って答えてみましょう。

  • □ リラックスするのが難しかった

  • □ ささいなことでイライラした

  • □ 落ち着かない気分が続いた

  • □ 疲れているのに頭が休まらなかった

  • □ 小さなことに過敏に反応してしまった

👉 3個以上当てはまった人は、中等度以上のストレス傾向 があるかもしれません。


3. Holmes & Rahe(ライフイベント尺度)簡易チェック

この1年間で経験した出来事にチェックを入れてください。

  • □ 家族の死や離婚(強いストレス)

  • □ 引っ越しや転職(中程度のストレス)

  • □ 金銭問題(強いストレス)

  • □ 休暇や大きな買い物(軽いストレスでも積み重なる)

👉 2つ以上あてはまった場合は、心身への負担が高まっている可能性 があります。


まとめ

これらのチェックはあくまで「簡易的な目安」です。
PSS-10やDASS-21、Holmes & Raheは、臨床心理学や医学で広く用いられている信頼性の高い尺度です。より正確に知りたい方は、正式な質問票や医療機関でのチェックをおすすめします。

大切なのは、「今の自分はちょっと疲れているかも」と気づくこと
それがストレスをため込まない第一歩になります。

次の記事では、科学的根拠に基づいたストレスケアを紹介します。

コメント