脳は「ずっと満たされ続ける」ようにはできていない。
安心を求めたり、
刺激を求めたり、
休息を必要としたりしながら、
その時々で必要なものが変化していく。
だからこそ、今の自分が何を必要としているのかを知ることが大切。
「今おかれている状況で、脳は何を必要としているか」をそれぞれ解説します。
嫌な現状から逃れたい・不安がある場合
脳は「ここは安心・安全か」を確認しています。
傷つきたくない。
否定されたくない。
嫌な思いをしたくない。
失敗を怖がったり、人の反応を気にしたり、変化を避けたくなることがある。
これは、脳が自分を守ろうとしている反応。
将来が見えない時に不安になるのも、居場所を失いそうで怖くなるのも
脳が危険を察知しているから。
対応の仕方
まずは、「今、自分は不安を感じている」と気づくといい。
安心できる場所や人、落ち着ける時間を1分だけでもつくってみると
安心を取り戻すようになる。
新しい刺激や変化がほしい場合
同じ状態が続きすぎると、
脳は慣れてしまい、刺激不足を感じやすくなる。
新しいことを始めたくなったり、次の目標を探したり、ワクワクを求めたりする。
満たされたはずなのにまた次を求めてしまうのも、
脳が「前に進んでいる感覚」を求めている。
脳は、
- 手に入りそうな時
- 必死に追いかけている時
- 期待している時
に強く反応しやすい。
その結果、
目標達成→少し満足→慣れる→また次を探す
という流れが起きやすい。これも脳の自然な反応。
対応の仕方
小さな変化でも大きく変化でもどちらでもよい。
いつもと違う道を歩く。
新しい音楽を聴く。
新しいことを試してみる。
めちゃくちゃ忙しくしてみる。
めちゃくちゃだらけてみる。
脳は「変化がある」と感じやすい。
現状維持したくない・置いていかれたくない場合
人によっては、
「止まること」そのものに不安を感じる。
何もしていないと焦る。
休んでいると不安になる。
常に何かに向かっていたくなる。
その背景には、
「取り残されたくない」
「可能性を失いたくない」
という脳の反応があり、
挑戦したり前に進むことで、不安を打ち消そうとしている。
対応の仕方
「現状維持=ダメ」になっていないかを確認してみる。
休むこと時や立ち止まる時があることを許可を出すことも必要になる。
▶常に「何かが足りない」と感じる|固定概念から解放され、本当の自分を取り戻す具体的プロセス
何もしたくない・楽しめない場合
脳は、疲労やストレスが続くと、まず消耗を止めようとする。
その結果、
何もしたくない
何も楽しめない
動きたくない
状態になることがある。
これは「これ以上エネルギーを使いたくない」という脳の反応。
昔は熱中できていたのに、
今は気力が出ない時も、脳が回復を優先している場合がある。
特に現代は、
- 情報
- 通知
- 比較
- 人間関係
- 将来不安
によって、脳が休めず「何もしたくない」と感じる人が増えやすい。
対応の仕方
無理に頑張ろうとするより、
まずは脳を休ませることが最優先にしてみる。
食事、睡眠をとる。
どうでもいいと思うことをしてみる。
何もしない時間をつくる。
即効性は感じないかもしれないが、
これらをすると、次第に脳は回復する。
誰かと繋がっていたい場合
人の脳は、孤立を危険として感じやすい。
理解されたい
認められたい
一人になりたくない
という気持ちが生まれる。
SNSを何度も確認したり、
返信が気になったりするのも、「自分は切り離されていないか」を確認している場合がある。
承認欲求も「自分はここにいてもいい」を確認したい脳の反応。
対応の仕方
無理に多くの人と繋がろうとしなくてもいい。
安心できる人が1人でもいれば、脳は安心する。
どうやって落ち着けばいいかわからない状態になることもある。
そんな時は「苦ではない時間」を1分でもつくってみる。
そうすると脳は「今は安全」という感覚を覚えていく。
自由でありたい・自分で選びたい場合
脳は、コントロールを失うことに強いストレスを感じる。
- 強制される
- 理不尽を感じる
- 自由がない
状態で消耗しやすい。
不安が強い時ほど、周囲をコントロールして安心を得ようとする場合もある。
対応の仕方
どんな小さなことでも、「自分で選んでいる感覚」を持ってみる。
食べるもの。
過ごし方。
誰といるか。
行動の内容。
1つひとつ自分で決められると知ると、脳は安心する。
まとめ
昔は頑張れていたのに、今は動けない。
昔は楽しかったのに、今は何も感じない。
そういう時、
- 脳が疲れている
- 安心を失っている
- 刺激に慣れている
- 回復を必要としている
状態なのかもしれない。
必要なのは、「今、自分の脳は何を求めているのか」を知ること。
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