ストレスケアの教科書 |なぜストレスケアが大切なのか?
「なんとなく疲れが取れない」「頭がモヤモヤして集中できない」
そんな不調の正体は、目に見えないストレスが体に積み重なっているサインかもしれません。
ストレスは目に見えないからこそ気づきにくい
ストレスは心の中で起こるため、数値や形では見えません。
そのため「自分は大丈夫」と思っているうちに、体の不調として現れることが多いのです。
肩こり、頭痛、呼吸の浅さ、眠れない…これらは体が出しているSOSサインです。
現代社会における新しいストレス要因
1. スマホとSNSによる脳疲労
スマホの見すぎは、目だけでなく脳を疲れさせます。
SNSは次々と新しい情報が流れ、脳は処理を止められません。
「いいね!」の快感と、他人と比べて落ち込む不安が交互にやってきて、心もジェットコースター状態。
結果として脳疲労 → 自律神経の乱れ → 不眠・頭痛・慢性疲労につながります。
2. デスクワーク中心の生活
長時間の座り姿勢は血流を悪くし、むくみや冷えを引き起こします。
さらに前かがみ姿勢が続くと、背骨や骨盤がゆがみ、肩こり・腰痛・頭痛など体の不調を招きます。
姿勢が崩れると横隔膜も動かず、呼吸が浅くなり、酸素不足による疲労感やイライラが起こります。
3. AI時代に予測される新しいストレス
これからはAIによってさらに情報量が増え、「情報を選ぶこと」自体が脳の負担になります。
また、AIによる効率化で体を動かす機会は減り、頭ばかり働いて体を使わないアンバランスな状態が慢性化。
この「脳はフル稼働・体は停止状態」というギャップが、新しいストレス要因になると考えられます。
ストレスが体に及ぼす具体的な影響
ストレスが行動に現れる場合
ストレスは体だけでなく行動にも表れます。
代表的なものに、
・暴飲暴食(食べすぎ・甘いものや脂っこいものを欲する)
・睡眠不足(寝つけない・夜中に目が覚める)
・イライラや不安感の増加
・飲酒や喫煙の増加
があります。
これらは一見「悪い習慣」に見えますが、実は心が自分を守ろうとする防衛機制の一つです。
不安や緊張を和らげようとして、食べたり飲んだりして気を紛らわせているのです。
ただし、その行動が続くと体に負担がかかり、かえってストレスの悪循環を作り出してしまいます。
だからこそ、ストレスを根本からケアすることが大切になります。
姿勢の乱れと体の歪み
ストレスを感じると人は自然と前かがみ姿勢になります。
胸が閉じて呼吸が浅くなり、背骨や骨盤がゆがみ、肩こり・腰痛・めまい・頭痛などを引き起こします。そして、日々の疲れがとれない状態になります。
姿勢の崩れは慢性疲労の温床になります。
内臓とストレスホルモン「コルチゾール」
強いストレスを受けると、副腎からコルチゾール(ストレスホルモン)が分泌されます。
一時的には体を守りますが、分泌が続くと
・胃腸の不調(食欲不振・胃痛・便秘や下痢)
・免疫力低下(風邪や病気にかかりやすい)
・内臓脂肪の増加(代謝の乱れ)
といった不調を引き起こします。
ストレスは内臓やホルモンバランスにまで影響を及ぼすのです。
まとめ|ストレスケアはこれからの時代の必須習慣
ストレスは目に見えず、気づきにくい存在です。
しかし、体も心も正直にサインを出しています。
姿勢の乱れ、呼吸の浅さ、内臓の不調、暴飲暴食や不眠、イライラや不安…。
これらはすべてストレスが形を変えて現れた証拠です。
スマホ、デスクワーク、AIの発達とともに、私たちの体はますます「使われなくなる」方向に進んでいます。
だからこそ、ストレスケア=体を整えることがこれからの時代に欠かせない習慣なのです。
次回パート2では、科学的に裏付けられた評価尺度の「ストレス自己チェック」をご紹介します。
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