老化は「酸化」で進む?分子レベルで見る体の変化
私たちの体は、酸素・水素・炭素・窒素などの原子で構成されています。そして生命活動の中で酸素を使う以上、どうしても発生してしまうのが「活性酸素(とくにOHラジカル)」。
活性酸素は、細胞やDNAを傷つけ、シワ・シミ・白髪・免疫力低下・疲れやすさといった“老化現象”の原因となります。
活性酸素の発生要因
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紫外線
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ストレス
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睡眠不足
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添加物の多い食事
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タバコやアルコール
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激しすぎる運動
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スマホやPCからのブルーライト
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排気ガスや大気汚染
水素は最も小さな“抗酸化物質”
活性酸素の中でも特に攻撃力の高い「ヒドロキシラジカル(OHラジカル)」を無害化する物質として注目されているのが、「水素(H₂)」です。
水素は非常に小さく、細胞膜を通り抜けて体内すみずみまで届き、活性酸素と反応して水に変えてくれると言われています。
内部ケアでできるアンチエイジング3選
1. 食事:抗酸化物質を意識する
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ビタミンC(ブロッコリー、キウイ)
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ビタミンE(アーモンド、アボカド)
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ポリフェノール(カカオ、ベリー類)
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βカロテン(人参、かぼちゃ)
- 水分の摂取(1日こまめに1.5~2ℓ)
👉 色の濃い野菜を中心に「まごわやさしい」を意識しましょう。
👉 加工食品・揚げ物・過剰な糖分は避ける。
2. 睡眠:体の修復タイムを逃さない
**22〜2時は“お肌のゴールデンタイム”**とも言われ、成長ホルモンが最も分泌される時間帯。
深い睡眠(ノンレム睡眠)を確保することで、細胞の修復・免疫力の維持がスムーズに。
👉 寝る1時間前のスマホ断ち
👉 カフェイン・アルコールは控える
👉 就寝前はストレッチや入浴で副交感神経を優位に
3. 肌のターンオーバーを促進する
年齢とともに肌の生まれ変わり(ターンオーバー)は遅くなります。
本来28日周期の肌サイクルが、40代では40〜50日になるとも。
👉 内部からの栄養・血流・代謝UPが必要
👉 ゆるめの有酸素運動や湯船に浸かる習慣を
美容も健康も「酸化を防ぐこと」から始まる
シミ・たるみ・乾燥・くすみ――見た目の変化に敏感になりがちな美容ですが、その背景には必ず「体内の変化(酸化)」があります。
「外から塗る」よりも、「中から整える」ことが、じつはもっとも効果的で、本質的な美容・アンチエイジング法です。
最後に:あなたの体はあなたの選択で変えられる
老化を止めることはできません。
しかし「どう老いていくか」は、あなたの気づきと行動次第で大きく変えられます。
体の仕組みを知り、「酸化を防ぎ、自然に整える」ことこそが、健康と美の土台になります。
補足:水素の取り入れ方(興味がある方へ)
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水素水や水素吸入
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マグネシウムなどと反応させた水素発生器
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質のよい腸内環境(腸内でも水素が発生)
無理なく継続できる方法を選びましょう。
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