あなたはこんな肩こりの悩み、ありませんか?
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肩をいくらほぐしても楽にならない
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朝から肩が重い
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肩甲骨がガチガチで動かない
実はその肩こり、原因は「肩」ではなく、体全体のバランスの崩れかもしれません。
この記事では、
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肩こりの本当のメカニズム(体のつながり)
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なぜ肩ばかり見ていても改善しないのか
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全身から改善するセルフケア3選
をわかりやすく解説します。
肩だけじゃない!全身でつながる「肩こりの連鎖」
肩こりを感じると、つい肩を揉みたくなりますよね。
でも実際には、肩だけを見ても根本的には解決できないことが多いのです。
肩こりは、以下のような“全身の連動エラー”の一部として現れます。
肩こりのメカニズムはこうつながる:実際の一例を紹介
つまり、肩こりは「結果」であって、本当の原因は下半身や呼吸の質にあることも多いのです。
「腹圧」と「横隔膜」の低下が肩に影響する理由
呼吸が浅いと肩甲骨が動かない
横隔膜がしっかり動くと、肋骨が広がり、背中や肩甲骨も連動して動きます。
しかし、呼吸が浅くなると…
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横隔膜が硬くなる
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肋骨が動かない
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肩甲骨もロックされる
その結果、首や肩の筋肉だけに負担が集中して、肩こりが起きやすくなります。
腹圧が弱まると、姿勢が保てない
腹圧(お腹の中の内圧)が弱いと、体幹が安定せず、猫背になったり骨盤が倒れたりします。
そうなると背中が丸まり、肩が前に出てしまい、肩こりを助長します。
実は「足」も関係している!
肩こりと足は一見関係なさそうですが、立位・歩行という“土台”の崩れは上半身に直結します。
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浮き指や扁平足 → 重心が前へ
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足指が使えない → 膝が曲がる・骨盤が不安定になる
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結果:猫背&巻き肩で、肩に負担集中
体はすべてつながっているからこそ、足や骨盤からのアプローチが効果的なのです。
肩だけじゃない!全身から整えるセルフケア3選
① 横隔膜ストレッチ(呼吸の質アップ)
方法:
仰向けになり、両手を肋骨に添えて、鼻からゆっくり息を吸い、口から吐ききる。
吐く時は、お腹を軽く凹ませて脱力。これを10回。
▶ポイント:肋骨の動きを意識して、呼吸を「広げる」感覚を持ちましょう。
② 足指グーパー体操(足の固定&姿勢安定)
方法:
裸足になり、足の指でグー・パーを繰り返す。
タオルを指でたぐり寄せてもOK。1日10回×2セット。
▶ポイント:足の感覚を意識できること・足の指がしっかり使えると、重心が安定し骨盤も整います。
→デスクワークの人は、仕事中に足全体を床につけると肩がこりにくくなります。
③ 腹圧トレーニング(体幹安定)
方法:
仰向けで膝を立て、背中と床の間に手を入れます。
お腹を引っ込めるように息を吐きながら、背中を床に押しつける。
そのまま5秒キープ → ゆっくり戻す。10回。
▶ポイント:腹筋に力を入れる感覚がつかめると、姿勢が安定し肩が楽になります。
→普段、椅子に座っている時、お腹の状態はどうなってますか?だらけていませんか?
気づくことが肩こり解消の第一歩になります。
【まとめ】「肩こりは肩だけの問題ではない」
肩こりの本当の原因は、「肩甲骨が動かないこと」だけではなく、
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呼吸(横隔膜)
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姿勢(骨盤の傾き・背中の丸まり)
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腹圧(腹筋の働き)
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足の機能(重心・固定)
など体全体の連動エラーが複雑に絡んでいることが多いのです。
肩をいくら揉んでも改善しない人は、ぜひ「肩以外」を見直してみてください。
小さな気づきと習慣の改善が、長年の肩こり解消への一歩になりますよ。
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