【実例:頚椎症】デスクワークの人へ | 肩や肘が痛い…それ、首に負担かかっています

デスクワークの方へ

「肩こりだと思っていたら、だんだん肘や腕まで痛くなってきた」
「寝ようとしてもズキズキして眠れない」
そんな経験はありませんか?

デスクワークをしていると、多くの人が「肩がこる」「首が重い」と感じます。
でも中には、肩だけでなく肘の外側や腕のしびれが出てくる人もいます。
実はそれ、首の骨(頚椎)から出ている神経が関係しているかもしれません。

頚椎症とは?なぜ腕の痛みがでるの?

「頚椎症(けいついしょう)」とは、首の骨(頚椎)やクッションの役割をする椎間板、関節が、年齢や日々の負担によって変化してしまう状態のことをいいます。

変形やすり減りが起こると、その近くを通る神経が圧迫されやすくなり、次のような症状が出ることがあります。

  • 首や肩のこり・痛み
  • 肩から腕にかけてのしびれ
  • 肘の外側の痛み
  • 夜にズキズキして眠れない

特にデスクワークでは、前かがみや猫背の姿勢が続きやすく、首に大きな負担をかけてしまいます。 首の骨には「神経の通り道」があり、圧迫されると肩や肘、手先まで痛みやしびれが広がることがあるのです。

【整体現場からみる】痛みが出る機序

  1. デスクワークで腰が曲がる
  2. バランスをとるために首が曲がる
  3. 首に負担がかかる
  4. 首の椎間板(首のクッション)が潰れる
  5. 神経が圧迫される
  6. 首や肘に痛みが生じる

実は、首だけを見ても本当の原因は分かりません。
長時間座っていると、まず腰が丸まります。腰が曲がると背中が丸まり、バランスを取るために頭が前に出て、最終的に首が強く曲がった状態になります。
つまり、腰の姿勢の崩れが首への負担につながっているのです。

この状態が続くと、首の骨に常にストレスがかかり、神経を圧迫して痛みやしびれが出やすくなります。

デスクワーク時に気を付ける2つのポイント

ポイント①:首や肩、肘の痛みが座り方から来ているかもしれないと知ることが第一歩です。
肩や肘だけを揉んでも根本的には良くならないこともあります。
原因に気づければ、首への負担は軽減できます。

ポイント②:無意識に悪い姿勢をとっている可能性がある。年齢によって体の感覚は少しずつ乏しくなるため、自分では気づかないうちに悪い姿勢をとっていることも少なくありません。

普段の座り姿勢がどうなっているのか(首が前に出ていないか、腰が丸まっていないかなど)、鏡やスマホで確認してみることもとても大切です。

今からできる座り方のヒント

座り方のコツも、首や背骨への負担軽減に重要です。
具体的なやり方は、こちらの記事でわかりやすく紹介しています:
肩が疲れない座り方のコツ(座骨と足裏)

日常でできる対策 5選

  1. 1時間に1回は休憩することを決める:首や肩を回したり、立ち上がるだけでも効果あり。休憩することを決めないとずっと座ってしまいます。
  2. モニターの位置を調整:画面は目の高さに。あごを前に突き出さない。
  3. 胸を開くストレッチ:両腕を後ろに引いて肩甲骨を寄せる。
  4. 枕を見直す:高すぎない枕で首をリラックスさせる。
  5. 寝るときは膝下に枕やクッションをひく:首への負担を軽減してくれます。

整体でのサポート

整体では首だけでなく、腰や背中の姿勢から整えることで、首への負担を軽減していきます。
血流やリンパの流れを促し、体が自分で回復できる環境をつくることが大切です。
首まわりだけでなく全体を調整することで、痛みのない快適な状態を取り戻すことができます。

まとめ

デスクワークでの肩や肘の痛みは、首の神経だけでなく、腰や背中の姿勢からの影響が大きいのです。
「なぜか痛い」「夜も眠れない」と悩んでいる方は、まず姿勢の連鎖に気づくことから始めてみましょう。
整体やセルフケアで体を整えることで、自然と回復力が働き、快適に過ごせるようになります。


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