【整体師が解説】肩こりが治らない人へ|実は「足・骨盤・腹圧」が原因かもしれません

不調の原因と対策

あなたはこんな肩こりの悩み、ありませんか?

  • 肩をいくらほぐしても楽にならない

  • 朝から肩が重い

  • 肩甲骨がガチガチで動かない

実はその肩こり、原因は「肩」ではなく、体全体のバランスの崩れかもしれません。

この記事では、

  • 肩こりの本当のメカニズム(体のつながり)

  • なぜ肩ばかり見ていても改善しないのか

  • 全身から改善するセルフケア3選

をわかりやすく解説します。


肩だけじゃない!全身でつながる「肩こりの連鎖」

肩こりを感じると、つい肩を揉みたくなりますよね。
でも実際には、肩だけを見ても根本的には解決できないことが多いのです。

肩こりは、以下のような“全身の連動エラー”の一部として現れます。

肩こりのメカニズムはこうつながる:実際の一例を紹介

①足の使い方が悪い(浮き指・外荷重)
⓶骨盤が不安定になる(後傾・ゆがみ) 
③背中が丸くなる(猫背) 
背腹圧が抜ける(腹筋が働かない)
⑤横隔膜が動かない(呼吸が浅い)
⑥肩甲骨が固定される(動かなくなる)
⑦肩がこる

つまり、肩こりは「結果」であって、本当の原因は下半身や呼吸の質にあることも多いのです。


「腹圧」と「横隔膜」の低下が肩に影響する理由

 呼吸が浅いと肩甲骨が動かない

横隔膜がしっかり動くと、肋骨が広がり、背中や肩甲骨も連動して動きます。
しかし、呼吸が浅くなると…

  • 横隔膜が硬くなる

  • 肋骨が動かない

  • 肩甲骨もロックされる

その結果、首や肩の筋肉だけに負担が集中して、肩こりが起きやすくなります。

 腹圧が弱まると、姿勢が保てない

腹圧(お腹の中の内圧)が弱いと、体幹が安定せず、猫背になったり骨盤が倒れたりします。
そうなると背中が丸まり、肩が前に出てしまい、肩こりを助長します。


実は「足」も関係している!

肩こりと足は一見関係なさそうですが、立位・歩行という“土台”の崩れは上半身に直結します。

  • 浮き指や扁平足 → 重心が前へ

  • 足指が使えない → 膝が曲がる・骨盤が不安定になる

  • 結果:猫背&巻き肩で、肩に負担集中

体はすべてつながっているからこそ、足や骨盤からのアプローチが効果的なのです。


肩だけじゃない!全身から整えるセルフケア3選

① 横隔膜ストレッチ(呼吸の質アップ)

方法:
仰向けになり、両手を肋骨に添えて、鼻からゆっくり息を吸い、口から吐ききる。
吐く時は、お腹を軽く凹ませて脱力。これを10回。

▶ポイント:肋骨の動きを意識して、呼吸を「広げる」感覚を持ちましょう。


② 足指グーパー体操(足の固定&姿勢安定)

方法:
裸足になり、足の指でグー・パーを繰り返す。
タオルを指でたぐり寄せてもOK。1日10回×2セット。

▶ポイント:足の感覚を意識できること・足の指がしっかり使えると、重心が安定し骨盤も整います。
→デスクワークの人は、仕事中に足全体を床につけると肩がこりにくくなります。


③ 腹圧トレーニング(体幹安定)

方法:
仰向けで膝を立て、背中と床の間に手を入れます。
お腹を引っ込めるように息を吐きながら、背中を床に押しつける。
そのまま5秒キープ → ゆっくり戻す。10回。

▶ポイント:腹筋に力を入れる感覚がつかめると、姿勢が安定し肩が楽になります。
普段、椅子に座っている時、お腹の状態はどうなってますか?だらけていませんか?
気づくことが肩こり解消の第一歩になります。


【まとめ】「肩こりは肩だけの問題ではない」

肩こりの本当の原因は、「肩甲骨が動かないこと」だけではなく、

  • 呼吸(横隔膜)

  • 姿勢(骨盤の傾き・背中の丸まり)

  • 腹圧(腹筋の働き)

  • 足の機能(重心・固定)

など体全体の連動エラーが複雑に絡んでいることが多いのです。

肩をいくら揉んでも改善しない人は、ぜひ「肩以外」を見直してみてください。
小さな気づきと習慣の改善が、長年の肩こり解消への一歩になりますよ。

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