因果律とは?心と体に現れる「原因と結果の法則」
「なんでこうなるの?」と思うことありませんか?
朝からなんとなく体がだるい。イライラする。人と話すのがしんどい。
でも病院に行っても「異常はありません」と言われる。
こうした心や体の不調を「たまたま疲れてるだけ」「年齢のせい」などと済ませていませんか?
私自身、以前はそうでした。
でも、実はこうした不調の多くには明確な“原因”があることに気づいたんです。
因果律とは何か?|すべての結果には原因がある
「因果律(いんがりつ)」とは、簡単にいえば「すべての結果には、必ず原因がある」という考え方です。
これは物理の世界だけでなく、自然界、人間関係、そして心や体の不調にも当てはまります。
- 夜更かし → 翌朝、ぼーっとして集中できない
- ご飯を抜く → イライラが増える、感情の起伏が激しくなる
- 予定を詰め込みすぎる → 疲れて人と話すのがつらくなる
これらは偶然ではなく、すべて「自分の行動=原因」が「体の反応=結果」として表れているだけなんです。
心と体に現れる「因果のサイン」
不調の裏には、見逃している原因がある
体の不調や心のモヤモヤがでると、「自分以外の何か」が原因だ!!と思いがちです。
しかし、感情や思考、そして過去の体験からくる価値観に基づいた日常の行動パターンから起こっていることがほとんどです。
つまり、「行動」が原因で、「不調」が結果。
よくあるパターンは、
「調子が悪いから、とりあえずSNSやインフルエンサーが勧めている健康法を試してみる」
という流れ。
もちろんそれも悪くはありませんが、根本的な改善にはなりません。
まず必要なのは、自分の生活を見直し、どんな行動が不調の原因になっているのかを把握することです。
私自身の体験:しんどい日は、必ず「何か」があった
私はADHD・ASDの傾向があり、音や光に敏感だったり、疲れると急に感情が不安定になったりします。
ある時期、とにかく毎日がしんどくて「なんでこんなに生きづらいんだろう」と悩んでいました。
でもある日ふと、「しんどい日って、いつも前日に夜更かししてる」「人と会う前に、詰め込みすぎてる」と気づいたんです。
それからは、まず「自分の行動」に目を向けてみることにしました。
- 前日は何をしていたか
- 何を食べたか
- どんな気分だったか
すると、「これはやっちゃダメなパターン」が見えてくるようになりました。
「原因を探す習慣」がセルフケアになる
「整える」ために、まず“足さずに”見直す
不調を感じたとき、多くの人が「何かを足そう」とします。
サプリ、健康法、習い事、SNSで話題のアイテム……。
でも本当は、今の自分の生活や行動の中に“やめたほうがいいこと”が隠れていることが多いんです。
まずは、自分の中にある「いつもの行動パターン」に気づくこと。
そこに、“原因”があるかもしれません。
具体的に見直せるポイント例
- 人と会う前に、別の予定を詰め込んでいないか?
- 寝る前にスマホを見続けていないか?
- 食事が偏っていないか?
- 自分を責める思考に偏っていないか?
これらをひとつずつ見直し、「原因をやめる」ことが、いちばん早い改善法になることがあります。
まとめ|不調には理由がある。未来の自分を変えるには「今の行動」から
まずは「気づくこと」から始めてみよう
あなたの今の体調も、感情の波も、「たまたま起こったこと」ではありません。
気づいていないだけで、ちゃんと“原因”があるのです。
そして、未来のあなたの状態を変えるのは、今日のあなたの行動です。
「整える」とは、足すことではなく、まず余分なものに気づいて、やめていくこと。
焦らず、静かに、自分の生活を見つめ直してみませんか?
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