肌トラブルは“内側”から始まっている?
スキンケアをがんばっているのに肌荒れが治らない…
そんな方は、内側(メンタルや内臓環境)からのケアが不足しているかもしれません。
肌は「外側の美しさ」だけでなく、「内側の健康状態」をそのまま映し出す“鏡”のようなもの。
心と体のバランスが崩れると、肌にもそのサインが現れやすくなります。
メンタルケアが肌に与える意外な影響
ストレスが溜まると肌はどうなる?
ストレスがかかると、体は「緊急モード(戦闘モード)」になります。
すると、次のような変化が起こります。
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自律神経のバランスが乱れ、血流が悪くなる
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ストレスホルモン(コルチゾール)が増え、炎症が起こりやすくなる
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呼吸が浅くなり、酸素が体に届きにくくなる
結果として、くすみ・ニキビ・乾燥・肌の回復力低下などが起こりやすくなるのです。
“心が落ち着いている”ことが美肌の土台になる
逆に、安心・リラックスしている状態では、
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呼吸が深まり、血液の循環が良くなる
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ホルモン分泌が整い、肌の再生が促進される
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免疫が正常に働き、肌荒れを防ぎやすくなる
という好循環が生まれます。
つまり、肌をきれいに保つには、まず心が整っていることが大切なんです。
インナーケアが美肌に欠かせない理由
腸内環境が肌に影響を与えるって本当?
「腸は第二の脳」とも呼ばれますが、これは腸内環境がホルモン・免疫・栄養吸収に深く関わっているからです。
ホルモンのバランスが崩れると、肌の水分量も崩れてしまいます。
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腸内環境が乱れる → 栄養吸収がうまくいかない
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便秘や下痢 → 老廃物が体に溜まり、肌荒れの原因に
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腸の炎症 → 全身の炎症を招き、ニキビ・赤みなどを悪化させる
肌の調子を整えるには、まず腸を整えることが基本なのです。
血糖値とホルモンバランスも肌に関係する
食事内容によっては、血糖値が急激に上昇し、それが肌トラブルの原因になることもあります。
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甘い物・小麦製品をとりすぎる
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血糖値の乱高下が起きる
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インスリンが過剰に分泌される
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皮脂の過剰分泌・炎症体質に
→ 結果:ニキビ・毛穴の開き・赤ら顔 など
また、ホルモンバランスの乱れは、肌のうるおいやバリア機能の低下につながります。
内側から肌を整える!今日からできる簡単ケア
おすすめ① まずストレスをためない、しっかり解消する
病院で働く中で感じたのは、病気や体の不調の多くは、まず「ストレスの蓄積」から始まるということです。
そこから連鎖的に、暴飲暴食やジャンクフードへの依存、生活リズムの乱れ、姿勢の崩れなどが起こりやすくなるように思います。
ストレスを感じる部分は、その人の環境や状況によると思いますが、
例えば、
・こまめに自分の意見や感情を伝える
・仕事場を変える
・気の合う人と話す
・気の合わない人とは距離を置く
・自然に触れる
・趣味でストレス発散する など
👉こころは目に見えないからこそ、認識しにくく無視しやすいものです。
しかし、その蓄積はいずれ体のガタにつながる場面を沢山見てきました。
「ストレスを感じているな」と思う方は今から・今日から実践してください。
おすすめ② 腸にやさしい食生活を心がける
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発酵食品(納豆、ヨーグルト、キムチなど)
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食物繊維(野菜、海藻、玄米など)
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添加物や砂糖の少ない食事
腸をいたわることで、肌もすっきり整ってきます。
おすすめ③ よく寝る!が最高の美容法
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スマホを控えて、睡眠の質を上げる
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快眠=体が回復する=肌のターンオーバーが整う
「よく寝ること」は、最高のスキンケアでもあります。
まとめ|肌は、心と体の“内側”から整えよう
肌トラブルの多くは、心や体の内側からのサイン。
スキンケアに力を入れるだけでなく、メンタルケアやインナーケアを通じて、体の内側から整えることがとても大切です。
無理なくできる呼吸や食事・生活習慣の見直しを通じて、自然と肌の調子も整っていく。
そんな“内側からの美しさ”を一緒に育てていきましょう!
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