はじめに:寿命が延びることは「幸せ」なのか?
現代は「人生100年時代」と言われます。
科学や医療の進歩によって、長生きすることが当たり前になりつつあります。
でも――
その長い人生を「健康で」「自分らしく」「しんどくなく」生きられる人は、どれほどいるのでしょうか?
「長生きできても、病院や介護施設に頼りきりの生活では…」
「老後が不安で、今を楽しめない」
そんな声も多く聞きます。
本記事では、整体師であり元作業療法士の立場から、
寿命100年時代を“しんどく生きない”ための3つの習慣を紹介します。
習慣1|自分の体の“声”に気づく時間をつくる
私たちは、忙しい毎日の中で「体の声」を無視しがちです。
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肩が重いけど、まあいっか。
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寝ても疲れが取れないけど、年かな。
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食欲がないけど、コンビニで済ませよ。
こうした“ちょっとした不調”は、実は体からのサインです。
それに気づかず放置することで、不調は積み重なり、やがて病気や慢性痛へと進行します。
🔸 対策:
1日5分でいいので、静かな場所で呼吸を意識してみてください。
「今日の体、どうだった?」と自分に問いかける時間を持つことで、
小さな異変に気づきやすくなります。
習慣2|「めんどくさい健康習慣」を“仕組み化”する
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ウォーキングしなきゃと思ってるけど続かない
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食事を見直したいけど、忙しくて手が回らない
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ストレッチしたほうがいいのはわかってる
こうした悩みの多くは「意志の力」に頼りすぎていることが原因です。
🔸 対策:
「習慣化」ではなく「仕組み化」しましょう。
例)
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歯みがきのついでに、首を回す
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買い物のルートをあえて遠回りする
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お風呂にタオルを常備して軽くストレッチ
“ついでにできる”工夫を取り入れることで、自然と体が整っていきます。
習慣3|メンタルケアは「後回しにしない」
体と心はつながっています。
でも、「しんどい」「不安」「やる気が出ない」などの感情は、
無意識のうちに押し込められてしまうことが多いものです。
そのストレスが体調不良や免疫力の低下、慢性的な疲労につながっているケースは少なくありません。
🔸 対策:
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感情を「感じる」時間をとる
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誰かに話す、日記を書く、声に出す
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好きな香りを嗅いでリラックスする
メンタルケアは「特別なこと」ではなく、
日常の“当たり前”として取り入れることが大切です。
まとめ|100年生きるなら、“自然体”が一番強い
健康で長生きするには、
高価なサプリや極端な健康法ではなく、
自分の体と向き合い、小さな習慣を積み重ねることが大切です。
私たちは機械ではありません。
毎日、波があって当然。
完璧じゃなくていい。頑張りすぎなくていい。
「気づく → 意識する → 行動が変わる」
そのプロセスを大切にする人こそ、
これからの時代をしなやかに、そして健康に生きていけるはずです。
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