50代の方以降へ | 元作業療法士が伝える、生きがいと趣味の見つけ方

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元作業療法士が伝える、生きがいと趣味の見つけ方

 

生きがいや趣味は、心と体の健康の鍵

日々の仕事や家事に追われ、「自分の時間がない」と感じる方は多いです。

生きがいや趣味は、単なる“遊び”ではなく、心と体を支える最高の土台です。
元作業療法士として、生きがいを支援する中で多くの方の生活で“何が楽しいか”“何に夢中になれるか”を一緒に探してきました。

年齢とともに変わる行動の比率

若い時は仕事と日常生活が中心

若い頃は仕事や学業、日常生活の習慣に比重が置かれます。
体力もあるため、無理が効くことが多く、遊びや趣味に割く時間は少なくても生活できます。

年齢を重ねると遊びや趣味、生きがいが重要に

  • 主婦の方で育児が生きがいになっている方は、子供が大人になり巣立つと急に生きがいを失いやすい状態になったりします。
  • 50代以降は仕事や日常が落ちついてきますので、仕事や日常生活だけでは充実感を得にくくなります。
  • 仕事を定年退職すると、時間の自由が増えますが趣味や生きがいが無いとただ寝て起きて食べての繰り返しになり、心身ともに停滞してしまいます。

だからこそ、人生の後半では「遊びや趣味、生きがいにフォーカスすること」が健康や幸福に直結します。

趣味・生きがいの見つけ方のステップ

1. 過去の好きなことを思い出す

子どもの頃に夢中になったこと、昔楽しんでいたことを思い出してみましょう。
絵を描く、歌う、外で遊ぶなど、年齢に合わせて形を変えて再開することができます。

2. 小さな興味から試してみる

「ちょっと気になる」「やってみたい」という小さな興味を大切に。
最初からお金や時間をかけず、短時間で体験できる方法から始めると続けやすくなります。

3. 他者との関わりを活かす

誰かと一緒に取り組むことで、楽しさが倍増し、継続しやすくなります。
友人の趣味に付き合う、サークルやオンラインコミュニティに参加するのも有効です。

4. 役割感を持てるものを選ぶ

ただ楽しむだけでなく、「誰かのために役立つ」「貢献できる」活動は生きがいにつながります。
元作業療法士として、利用者さんが役割感を持つことが生活の質を大きく上げることを見てきました。

趣味や生きがいは自分でつくるもの

どのように生きるかの正解は、世間一般にありません。
自分自身が選び、試し、創り出していくものです。
年齢を重ねるほど、趣味や生きがいの時間は「人生を充実させる時間」となります。
今からでも小さな一歩を踏み出し、自分に合った生きがいや趣味を見つけてみましょう。

さいごに:今日からできる一歩

趣味や生きがいは、心と体を整え、人生を豊かにする最高のツールです。
「小さく試す」「人と関わる」「役割感を持つ」ことを意識して、自分だけの生きがいを見つけてください。

 

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