自分の軸を持つヒント|評価に振り回されない生き方
評価されるほど失っていくもの
人から認められる経験が増えると、いつの間にか「称賛をもらえないこと」に腹が立つ自分に気づくことがあります。謙虚さが薄れ、評価をくれない人への不満が生まれ、常に他人の目を意識して行動してしまいます。
結果的に「本当に自分が大切にしたいもの」が見えにくくなってしまいます。
時代や環境によって変わる評価基準の罠
評価の基準は時代や社会によって変わります。
戦の時代なら剣術、貴族社会なら振る舞いの優雅さ、現代なら業績や容姿
どの基準に合わせても、基準そのものが変われば努力は次のターゲットに切り替わるだけ。外側の基準を追い続ける限り、終わりのないレースを走らされます。
子ども時代からの「比較文化」が作る思考パターン
学校での成績や運動会の順位、就職先の肩書きなど、子どもの頃から結果で判断される経験を積むと「結果を出す=価値がある」という思考が強くなります。その結果、常に他人と比べては自分を評価し、落ち込んだり焦ったりする癖がついてしまいます。
自分の軸を作るための具体的なステップ
- 「誰のためでもない小さな好奇心」を大事にする
誰にも評価されなくても続けられる趣味や習慣をひとつ増やしてみましょう。続けるうちに自分の感覚がはっきりしてきます。 - 比べる相手を“他人”から“昨日の自分”に変える
昨日より少しだけでも良くなった点に目を向ける習慣をつけると、他人の評価に依存しにくくなります。 - 評価されない行動をあえて選んでみる
誰も褒めないけど自分にとって大事なことを続けることは、内側の軸を強くします。 - 価値観を書き出して優先順位をつける
自分にとって譲れない価値観を言語化すると、判断がぶれにくくなります。紙に書くと整理しやすいです。 - 小さな実験を繰り返す
他人の評価を意識しないで行動してみて、どんな気持ちになるかを観察する。成功失敗よりも「自分の感覚」をフィードバックしましょう。
補足関連記事:
▶趣味や楽しいと思える媒体を探したい人へ
さいごに:外の基準より、自分の内側の声を育てよう
人に認められることを目的に生きると、いつまでもゴールのないマラソンを走らされます。
外側の評価は時代や環境で変わるため、そこを頼りにすると疲弊するだけです。まずは小さな好奇心を大切にし、評価されなくても続けられる行動を育てる。そうして育った「自分の軸」が、本当の意味での自由と安心をもたらしてくれます。
参考書籍:
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3つの真実 人生を変える“愛と幸せと豊かさの秘密” (サンマーク文庫) [ 野口嘉則 ] 価格:660円 |
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