なぜ悩みが生まれる?【悩み=悪ではない】

「悩み=悪いもの」として扱っていませんか?
悩みは、円滑に生きるための気づきを知らせてくれています。
困りごとがあっても、すぐ解決できるなら、それは「悩み」とは思いません。
すぐ片づくものは、通り過ぎていくただの作業として認識されます。
解決できず、心に居座り続けることが「悩み」として認識されます。
つまり、
今あなたの中に残り続けている悩みは、「今の自分だけでは答えが見つかっていない状態」ということ。
いつどんな状況になっても、悩みはでるもの。
悩みは、でないようにするよりも、悩みを理解しておくと悩み解決がスムーズになります。
この記事では、悩み自体を理解して、解決へ導けるように書いています。
悩み自体を知る重要性

どれだけ思考しても、すぐには解決しません。
その理由は、すぐ解決できることは、そもそも悩みとして認識されないから。
悩んでいるという事実自体が、「これは即座には解決しないもの」という証明になっています。
このことを踏まえると、
悩みの扱い方

悩みは、いつ、誰にでも起こるものだということ。
悩みが一切ない状態というものは、幻想に近いかもしれません。
今あなたがもっている悩みが解決しても、別の悩みがでてくることでしょう。
悩んでいる自分を責め、悩みの存在そのものを否定しようとすればするほど、悩みは減るどころか、二重三重に重くなっていきます。
大切なのは、悩みそのものをゼロにすることではありません。
悩みをどう解決へ導いていくか、その道筋を知っておくことです。
道筋さえ分かっていれば、悩みが訪れたときにも、必要以上に慌てたり、自分を責めたりせずに、悩みと上手く付き合っていくことができます。
【哲学が教えてくれる】悩みとの向き合い方

「悩みはコントロール外のことである」という捉え方は、実は多くの哲学とも通じています。
【ストア哲学】コントロールできることと、できないことを分ける
ストア派の哲学者エピクテトスは、物事を「自分の力が及ぶこと」と「及ばないこと」に分けて考えることを説きました。
他人の評価や過去の出来事はコントロールできませんが、それへの自分の反応の仕方はコントロールできます。
悩みは、コントロールできない領域に意識を向け続けることで大きくなっていきます。
【仏教】悩みは「執着」から生まれる
仏教では、苦しみは、変化し続ける「無常」な物事に対して、変わらないでいてほしいと執着することから生まれると考えます。
執着を手放し、変化そのものを受け入れる姿勢が、悩みと向き合う中心にあります。
【実存主義】不安は、自由の裏返し
キルケゴールは、不安を「自由のめまい」と表現しました。
何をすべきか決まっていない自由な状態こそが人を悩ませるという考え方です。
悩んでいるということは、それだけ多くの可能性が自分の前に開かれている証拠でもあります。
哲学は悩みを一瞬で消してはくれません。
しかし、悩みを「生きていく上で自然に生まれるもの」として捉え直させてくれます。
悩みの「良い面」と「つらい面」
【良い面】悩みは「変化のタイミング」を教えてくれる
悩んでいる状態は、裏を返せば「今の自分にはそれが合っていない」「変える時期に来ている」「軌道修正が必要」「乗り越える時期」というサインでもあります。
今のやり方が自分に合っているなら、そもそも悩みは生まれません。
このサインに気づき、行動や考えを変えていくことで、悩みは解決へと向かいます。
【つらい面】抱え込む時間が長いほど、負担は大きくなる
苦痛を長く抱え込むほど、精神的な負担は積み重なります。
苦しい時ほど「今すぐ解決したい」という気持ちが強くなりますが、悩みはその定義からしてすぐには解決しません。
この矛盾が強いストレスになっている時、「今すぐ確実に解決できる」といった甘い言葉に引き寄せられてしまうのも無理はないことです。
だからこそ、即効性をうたうことに興味がわく時期でもあります。
悩み解決方法

身近な人からの言葉を参考にする
つらい時、現実を見るための参考になる言葉は、誰かがふと口にした、なんでもない一言だったりします。
「君はどうしたいのか?」
「体調大丈夫?」
「つらくない?」
「続けていけそう?」
「ちゃんと食べてる?」
こうした言葉には、答えを押し付けない気遣いや、あなたの存在そのものへの関心が込められています。
人に相談する
自分自身だけで解決しようとすると、かえって悩む期間がずっと続き、つらい期間を伸ばしてします可能性もあります。そこで、
人と話すことで、精神面が落ち着きます。
その結果、解決へ向かうことができるケースもあります。
人に相談する相手がいなかったり、相談できる人がいない場合もあると思います。
この世のどこかに寄り添ってくれる人は必ずいると信じます。
どうしてもいない場合は、AIに悩みを投げかけてもいいと思います。
直感に従う
悩みが「コントロールできないこと」であるなら、頭でがむしゃらに解決とする発想自体が、解決に向いていないのかもしれません。
理屈より、先に浮かぶ直感や「ふとこうしたい」と思うことを行動に移してみることも、案外近道になります。
試行錯誤する
これは、精神面が安定している時におすすめです。
精神面が安定して冷静に見れるときに、現状を把握して「こうやったらどうかな?」と試行錯誤します。
大きく変えなければいけないわけではないです。
ほんの少しでも、現状を工夫したりすると、解決へ向かうきっかけになります。
まとめ
悩みは、すぐには解決できないからこそ悩みとなります。
悩みは、悪いものではなく、自分自身にとって最適解になるための必要なことを教えてくれていることなのです。
そして、悩みはなくすものではなく、扱うものです。
悩みをゼロにしようとするのではなく、解決へ導く道筋を知っておくことで、悩みと上手く付き合っていくことができます。
哲学の視点、良い面とつらい面の理解、ふとした言葉、そして自分の直感。
これらすべてが、その道筋を支えてくれるものです。
「今、自分は悩んでいる」という状態そのものを認めて、変化のサインに気づき、周りの言葉や自分の直感に耳を傾けていくことで、悩みは少しずつ、解決へ導けます。

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